番外~銀時~
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血を流してきた銀時とすっかり懐いた定春と
居間に移動し
傷を手当する
「嫌われてるんですか?」
「そうみてぇだな
お前はすっかり懐かれてるみたいだけど!」
「ふふっ
動物に嫌われやすいのは変わってないのですね」
「いいよなー
お前は昔から動物にすぐ懐かれるから」
「はい!終わりました!
愛を持って接すれば応えてくれますよ 」
「そういうもんかね」
「えぇ、きっと。
ね?」
ワンッ
真横に座っている定春の頭を撫でる
「優」
「なんです?」
「お前まだあいつの所に居んのか?」
「えぇ。
まぁ心配なさらなくても 晋助は私を鬼兵隊の一員としては使ってくれませんから」
「だが、あいつのそばに居る事が知られりゃあ、お前も…」
「そうなっても構わないからそばに居るんですがね。」
「なんであいつにこだわる」
「ん〜、どうしてでしょう…
なんとなく晋助を1人にしてはいけない気がするんです。
私まで居なくなったら きっと晋助は…本当に壊れてしまうような…」
「はぁ
どっちが年上なんだかな…
俺はここに居るから 何かあったらいつでも来いよ」
「ありがとう、銀。
銀も小太郎兄さまも相変わらずで安心しました 」
「ヅラにも会ったのか?
てか、お前も変わっちゃいねぇだろ」
「あら、こういう時って 綺麗になった とか言ってくださる所ではないのですか?」
「変わっちゃいねぇよ、お前は元々美人で綺麗だったしっ?
あんなやつに惚れるとか全くもって意味わかんねぇとこあるけどっ!」
「結構お優しい方ですよ?」
「それはお前にだけな…はぁ」
「兄さまが心配して下さっているのはわかってます。
それ以上に私は晋助が心配で仕方ないんですよ」
「ったく…」
定春に気を取られていると銀時に後ろから抱き寄せられる
「銀…?」
「あんな危険人物の傍になんて置いておきたくねぇの…
ヅラの所も嫌だけどな。
あの戦争はもう終わったんだ…」
「…そぅですね。」
回された腕に手を添え
後ろの銀時にすこし寄りかかる
「銀…私戻ります。」
「優…」
回された腕がきつく絞まる
「また会いに来ますから…」
しばらく沈黙が続き「…わかった。」と腕が解ける
「銀時、ありがとう。
お邪魔しました」
「また来いよ…」
後ろを振り返ることなく 返事をして扉を閉めた