*chamomile*
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舞台付近へ集まろうとしている人をかき分けて歩いていると
美影とはぐれてしまった
「ちょうどいいかもしれませんね」
人気のない路地へ踏み入る
「お久しぶりですね、朧」
背後に現れた男に告げる
「人を連れていたので諦めて帰ろうかと思いましたよ」
「存在には気付いていたのですが、
彼女1人にするのを躊躇ってしまいもどかしい思いをさせましたね」
「いえ、構いません
優様、これを」
朧は懐からいつもの小瓶と手紙を1枚取り出す
「なんですか?これ」
「虚様からです。内容は存じません。」
朧から手紙を先に受けとり封を開けた
どこかの惑星の地図と文が1枚
ーーー
龍脈を探るならそこへ行きなさい
優 いつか迎えに行ます
誰にも貴女に手出しはさせないので安心なさい
「余計なお世話です と虚に伝えて下さい」
朧から小瓶も受け取り解散した
美影との合流場所へと向かう途中
銀時と出会ってしまった
「優、1人か?」
「銀…。」
銀時の後ろの方から高杉が見えた時
後方で花火があがり始めた
「やっぱり祭りは派手じゃねーと面白くねぇな」
高杉の声を聞いた銀時は木刀に手をかける
「動くなよ。
ククッ 白夜叉ともあろうものが後ろをとられるとはなぁ。
銀時、てめぇ弱くなったか?」
「なんでテメーがこんな所にいんだ」
「晋助…」
「いいから黙って見とけよ
すこぶる楽しい見世物が始まるぜ
息子を幕府に殺された親父が
カラクリと一緒に敵討ちだ」
先程までいた会場のほうから花火とは違う爆発音がしたかと思えば
テロだ! との声をあげ逃げ惑う人が押寄せる
「優、連れてた娘はどうした?
はぐれでもしたか、丸腰で女1人にさせたら危ねぇぞ」
「晋助っ!」
「優、俺に構わずその嬢ちゃんの所へ行ってやれ」
銀時の表情に躊躇いが消える
「晋助、今回は怪我して帰っても私は手当てしませんからね!!」
銀時と高杉の隣を走り抜け屋台の上から長屋の瓦へ飛び移る
合流場所にと決めていた場所には
男数人と美影の姿があった
「やめてくださいっ」
「いいじゃねぇか」
美影の腕を掴んでいる手を切り落とせば
少し間を置いて 男の叫び声があがる
「てめぇっ!」
「今の私は少し機嫌が悪いので手加減いたしませんよ」
優は刀で横に一線を描く
反撃しようとした男達はゆっくりと体と首に別れ倒れた
「優様」
「美影、帰りましょう。」
「…はい。」