*chamomile*
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目を覚ますと
互いの息がかかる程の距離に高杉の寝顔があった
本当にそのままここで寝ている事に少し驚いた
高杉の腕の中から起こさぬように抜け出し
服と髪の乱れを整える
(そう言えばここに化粧品は置いてないのでした…後でまた子にでも相談してみましょうか)
昨晩の夜食を持って
「おはようございます、優様っ!!」
廊下ですみれに出会い挨拶ながら 抱きつかれる
思わず お盆を落としそうになる
「おはよう。
朝から元気ですね、すみれ」
「朝から優様がこちらにいらっしゃるのですもの。幸せですわ。」
片手ですみれの頭を撫でていると
恥ずかしい事にお腹が鳴ってしまう
「あら、朝食の準備なら出来てますわ、優様っ」
抱きついていたすみれがこちらを見上げて
優の手を取って このフロアの食堂へと手を引かれる
途中で次々に子供達に会い
無邪気な笑顔に囲まれ食堂へと辿り着いた
「もったいないですが、こちらは処分しておきますわ。
暖かいものを召し上がって下さいませ、優様」
とすみれにお盆を取り上げられ
周りにいた子達は
「優様の分持ってきます」と何人も立候補してくれるので
喧嘩になりそうなのを諭して 大人しく座って待つ事にした
待っている間 美影に手を引かれ 眠そうに目を擦る 最年少の たんぽぽ が食堂へと入ってきた
「優さまだ!!」
たんぽぽ は私の姿を見るなり
こちらへと駆け寄ってくる
「おはよう、たんぽぽ。」
駆け寄ってきた たんぽぽの頭を撫でる
「美影もおはよう。
ここにはなれましたか?」
「はい。
椿さんも、すみれさんも他の子達もとても良くしてくれます」
少し恥ずかしそうに柔らかく笑っていた
「それは良かったです。
美影、まだ強くなりたいと思うのであれば 椿とすみれに相談なさい、きっと力になってくれるでしょう」
「はい。」
賑やかな朝食を終え、
勉強の時間のため講義室で皆と別れ
また子の部屋へ訪問する事にした。