*chamomile*
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新八くんが出ていった音を聞いてか
争っていた2人は急に黙る
「優、
しばらく沈黙が続いた後 銀時が口を開いた
「晋助なら船に居ます、今頃夢の中でしょう」
「優、俺か銀時か…
いや、ここに留まる気はないか?」
桂も銀時も心配そうな顔で優をみる
(いつもなんだかんだで 私の兄達は優しい人達です)
「ふふっ
私が晋助の元を去ればそれこそ江戸が滅びますよ?」
的を得た回答に2人して頭を抱える
「確かに
「だか、俺と銀時でなら」
「晋助1人でしたら容易でしょうが、鬼兵隊までついてくればどうです?」
「ヅラ、優は高杉ほどバカじゃねぇ
現に指名手配なんぞされてねぇんだ」
「確かに今は狙われておらんかもしれんがだな」
「優、高杉の元から離れたくなったらいつでも来い。俺はここに居る」
「そうだぞ、優。
俺も追われてはいるが、危険な目には合わせん。」
「ありがとう。銀、小太郎。
気持ちだけ受け取っておきます。
お二人の茶番のせいですっかり日が暮れ始めてしまいました。
そろそろ戻らないといけません。」
ソファーから立ち上がり 刀を差し直す
「優、また遊びに来いよ」
未だ心配そうな顔の2人
「えぇ、また必ず遊びに来ますね。
新八くんにもお礼言っておいてくださいね、銀。」
「あー、あいつはいいんだよ」
銀時も立ち上がってこちらに近づき
抱きしめられる
「困ったらこい、助けてやるから。」
うん と短く返事をすれば
銀時は離れる
「銀兄様、小太兄様、心配してくれてありがとう」
寂しそうな目をした2人の兄に見送られ
日が沈み始める中 港へと向かった