*chamomile*
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赤い血に塗れながら
焼け落ちた松下村塾に帰ってきた私が真っ先に見かけたのが晋助だった
安堵と焼け落ちた我が家を見て泣き出す私を
落ち着くまで抱きしめ続けてくれた
その間高杉は ごめんと何度も繰り返していた
切り傷もたくさんついた体を
川で洗い流した時
その傷がすべて消えていることに
牢獄で
銀時達には話す事が出来なかった
松陽と自分が何者なのかを
親も、家も無くなった
銀時と2人で野宿を始める予定だった
高杉も桂も お前ら2人じゃ心配だ!
と子供4人での生活が始まった
初めは本当に大変だった
銀時達が食料調達に行くも
いがみ合い怪我をして帰ってくるだけ
なので私が村の家を周り
少しずつ余り物を分けてもらい食い繋いだ
どんどん銀時達の狩りの成果がで始めれば
とても楽だった
そして銀時達には内緒で
私は朧から毎月 命の生命線を受け取っていた
最初は私の場所がどうして分かるのか怖かったが
あの牢から出してくれた朧の事は信用出来た為次第に気にしなくなった
松陽がどうしてるのかを聞くもあまり詳しくは教えてくれなかった
ただ、生きている。
それだけで充分だった
もう一度
5人で笑い合える生活が出来ると信じていた。
銀時達にどんどん身長差を付けられ
天人の襲撃も過激化してきた頃
私達は生きるためにも
戦争に参加した
それがだいたい 私が11歳を迎える頃だった