番外編
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馴れ初め 01
「優ちゃん ありがとう」
「はい、安静になさって下さいね」
傷の手当が出来る優は
傷まみれの兵の手当をしていく
ほんのかすり傷ですら
優に手当してもらおうと男共が群がる
「高杉ここにおったか
優も少し良いか」
桂に声をかけられ 目の前の患者の包帯を素早く巻いてしまう
「はい、もう大丈夫ですよ」
「ありがとう、優ちゃん」
「少し席を外しますね」
薬箱もそのままに廊下にいる2人の元へ駆け寄る
障子に背を預け座っていた高杉はすこし不機嫌そう
いや、いつもこうかもしれない
「小太兄さま どうかしたんですか?」
「あぁ、場所を変えよう」
その言葉に高杉は面倒くさそうに立ち上がり
桂の後ろをついて歩く
高杉はその場を通り過ぎ様に
優に集っていた男共にキッと睨みを効かせる
「晋助兄さま、なにか怒ってます?」
「なんでもねぇ」
「小太兄さま、晋助が反抗期に入ってしまいました。
普段以上に冷たいんです」
「高杉も思春期だからな 仕方ないさ、優」
「おいやめろ その会話」
「なんて口の利き方
そんな子に育てた覚えはありませんっ」
と桂が女性口調で返す
「ヅラ、てめぇに育てられた覚えはねぇよ」
2人のやり取りをみて笑う
「なんか楽しそうだな」
庭木の方から銀時が目を擦りながら歩いてくる
「やっと起きたのか、銀時」
「また木の上で昼寝してたんですか?
頭に葉っぱついてますよ、銀」
「え、嘘っ」と自分の頭を手で確認するもなかなか探り当てられない銀時に
「ここですよ」と手を伸ばし落葉を手に取ってみせる
「あー、サンキュ優」
大きな手が優の頭をわしゃわしゃと撫でる
「髪崩れちゃうじゃないですか」
「こほんっ」桂はわざとらしい咳払いをする
「しばらくはここを拠点とする事にした」
この場所にはもう4日ほどいるので今更何をという目で桂を見つめた
「そこでだ、優。
お主が使っている部屋はそのままで良いが 警備を付けようと思う
優は可愛いからな 何処の馬の骨ともしれんやつに手を出されるのは嫌だからな」
「あのー、それならここ数日ずっと晋助がしてれてますよ?」
「なに!?」
「そーだったの?高杉何?優の事大好きなの?妹に手出しちゃうのー?」
驚く桂と それを茶化す銀時
「銀時、殺す」
「冗談だって、高杉やめろ!
危ねぇだろ!真剣むけんな!!」
「じっとしてろや」
「なんで銀はああやっていつも晋助の怒りを買うんですかね」
桂と2人で呆れ果て 遠くを見つめる
「それより優よ。
高杉は常にそばに居るのか?」
「今までもそうですが
気付いたら晋助か銀は近くにいますよ
小太兄さまは指揮役としてお忙しいようで少し寂しいですが
3人とも出ている時には いつも怪我人しか残っていませんし、その時には刀は肌身離さず持ってますから大丈夫です」
「俺ももう少し優の側に居れれば良いのだがな、すまない」
「いえ、構いません。
小太兄さまのおかげで物資の供給はかなり優遇してもらえてますから」
「チッ 逃げ足だけは速え」
文句を言いながら戻ってきた1人高杉に
逃げられたのか と桂と2人で笑う
「高杉、優の事はこれまで通り頼んだぞ」
「あぁ?」なんのことが分かっていない高杉
「優、何かあれば遠慮なく言ってくれ」
「はい」
じゃあな と優の頭をぽんとしてから立ち上がり桂は行ってしまった
「なんだったんだ」
「小太兄さまなりに私の事を色々考えてくださってたようです」
「そうか」と呟きながら優のすぐ真横に座り優の肩に頭を預ける
「眠いのですか?」
「少しな」
「じゃあこっち使ってください」と自分の膝をぽんぽんと叩く
「そうさせてもらう」
膝の上に高杉の重みが感じられる
綺麗な髪をサラサラと撫でる
「いつもありがとう、晋助」
聞こえるか聞こえないか位の声で呟いた
「気にする事はねぇ、好きこのんでやってる事だ」
くるりとこちらを向いて 手を頬に伸ばしてくる
「聞こえてたのですか」
「まぁな」ニヤリと笑う高杉に
恥ずかしくなって 高杉の目を手のひらで隠す
「早く寝てくださいっ」
「へいへい。」
手のひらで高杉の目を覆っていれば
少しした後に寝息が聞こえ始める
そっと手を離し 眠っているのを確認する
「晋助、私の心配ばかりしてないで
ちゃんと休んでください。」
膝の上で眠る高杉の頭を撫でながら
呟いた
馴れ初め 02へ続く>>>>
「優ちゃん ありがとう」
「はい、安静になさって下さいね」
傷の手当が出来る優は
傷まみれの兵の手当をしていく
ほんのかすり傷ですら
優に手当してもらおうと男共が群がる
「高杉ここにおったか
優も少し良いか」
桂に声をかけられ 目の前の患者の包帯を素早く巻いてしまう
「はい、もう大丈夫ですよ」
「ありがとう、優ちゃん」
「少し席を外しますね」
薬箱もそのままに廊下にいる2人の元へ駆け寄る
障子に背を預け座っていた高杉はすこし不機嫌そう
いや、いつもこうかもしれない
「小太兄さま どうかしたんですか?」
「あぁ、場所を変えよう」
その言葉に高杉は面倒くさそうに立ち上がり
桂の後ろをついて歩く
高杉はその場を通り過ぎ様に
優に集っていた男共にキッと睨みを効かせる
「晋助兄さま、なにか怒ってます?」
「なんでもねぇ」
「小太兄さま、晋助が反抗期に入ってしまいました。
普段以上に冷たいんです」
「高杉も思春期だからな 仕方ないさ、優」
「おいやめろ その会話」
「なんて口の利き方
そんな子に育てた覚えはありませんっ」
と桂が女性口調で返す
「ヅラ、てめぇに育てられた覚えはねぇよ」
2人のやり取りをみて笑う
「なんか楽しそうだな」
庭木の方から銀時が目を擦りながら歩いてくる
「やっと起きたのか、銀時」
「また木の上で昼寝してたんですか?
頭に葉っぱついてますよ、銀」
「え、嘘っ」と自分の頭を手で確認するもなかなか探り当てられない銀時に
「ここですよ」と手を伸ばし落葉を手に取ってみせる
「あー、サンキュ優」
大きな手が優の頭をわしゃわしゃと撫でる
「髪崩れちゃうじゃないですか」
「こほんっ」桂はわざとらしい咳払いをする
「しばらくはここを拠点とする事にした」
この場所にはもう4日ほどいるので今更何をという目で桂を見つめた
「そこでだ、優。
お主が使っている部屋はそのままで良いが 警備を付けようと思う
優は可愛いからな 何処の馬の骨ともしれんやつに手を出されるのは嫌だからな」
「あのー、それならここ数日ずっと晋助がしてれてますよ?」
「なに!?」
「そーだったの?高杉何?優の事大好きなの?妹に手出しちゃうのー?」
驚く桂と それを茶化す銀時
「銀時、殺す」
「冗談だって、高杉やめろ!
危ねぇだろ!真剣むけんな!!」
「じっとしてろや」
「なんで銀はああやっていつも晋助の怒りを買うんですかね」
桂と2人で呆れ果て 遠くを見つめる
「それより優よ。
高杉は常にそばに居るのか?」
「今までもそうですが
気付いたら晋助か銀は近くにいますよ
小太兄さまは指揮役としてお忙しいようで少し寂しいですが
3人とも出ている時には いつも怪我人しか残っていませんし、その時には刀は肌身離さず持ってますから大丈夫です」
「俺ももう少し優の側に居れれば良いのだがな、すまない」
「いえ、構いません。
小太兄さまのおかげで物資の供給はかなり優遇してもらえてますから」
「チッ 逃げ足だけは速え」
文句を言いながら戻ってきた1人高杉に
逃げられたのか と桂と2人で笑う
「高杉、優の事はこれまで通り頼んだぞ」
「あぁ?」なんのことが分かっていない高杉
「優、何かあれば遠慮なく言ってくれ」
「はい」
じゃあな と優の頭をぽんとしてから立ち上がり桂は行ってしまった
「なんだったんだ」
「小太兄さまなりに私の事を色々考えてくださってたようです」
「そうか」と呟きながら優のすぐ真横に座り優の肩に頭を預ける
「眠いのですか?」
「少しな」
「じゃあこっち使ってください」と自分の膝をぽんぽんと叩く
「そうさせてもらう」
膝の上に高杉の重みが感じられる
綺麗な髪をサラサラと撫でる
「いつもありがとう、晋助」
聞こえるか聞こえないか位の声で呟いた
「気にする事はねぇ、好きこのんでやってる事だ」
くるりとこちらを向いて 手を頬に伸ばしてくる
「聞こえてたのですか」
「まぁな」ニヤリと笑う高杉に
恥ずかしくなって 高杉の目を手のひらで隠す
「早く寝てくださいっ」
「へいへい。」
手のひらで高杉の目を覆っていれば
少しした後に寝息が聞こえ始める
そっと手を離し 眠っているのを確認する
「晋助、私の心配ばかりしてないで
ちゃんと休んでください。」
膝の上で眠る高杉の頭を撫でながら
呟いた
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