愚かなり風前
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〈彼女はどんな人物だったか〉
▶︎「そうッスねえ……。自分で言うのもアレッスが、冷静沈着でまさに自分とは正反対な感じッスね。」
▶︎「カノジョがいなければ犯人を取り逃していただろう事件も……ざっと思い出すだけで四、五件はあるッス」
ゆさぶる
▶︎「あ、そういえば。自分にしてみれば、御剣検事だけじゃなくて名字クンもとんだエリートッスよ」
ゆさぶる
糸鋸刑事から聞き出せるのは、今のところこれですべてのようだ。
「糸鋸圭介の証言」を法務記録に加えた。
▶︎「そうッスねえ……。自分で言うのもアレッスが、冷静沈着でまさに自分とは正反対な感じッスね。」
▶︎「カノジョがいなければ犯人を取り逃していただろう事件も……ざっと思い出すだけで四、五件はあるッス」
ゆさぶる
「それは胸を張って言うことではないだろう……」
「は、はは……。面目ないッス。今だから言えることッスけど、名字クンがあの弁護士に情報流したからこそ真実がわかった裁判もあったッスからね……」
「何だと?」
「あっ! しまったッス!」
▷「名字刑事が情報を流していた弁護士とは……」
→ 成歩堂龍一
→ 綾里千尋
「は、はは……。面目ないッス。今だから言えることッスけど、名字クンがあの弁護士に情報流したからこそ真実がわかった裁判もあったッスからね……」
「何だと?」
「あっ! しまったッス!」
▷「名字刑事が情報を流していた弁護士とは……」
→ 成歩堂龍一
→ 綾里千尋
▶︎「あ、そういえば。自分にしてみれば、御剣検事だけじゃなくて名字クンもとんだエリートッスよ」
ゆさぶる
「それはどういう意味だ?」
「刑事になるには上司からの推薦が必要なんッスよ。それを名字クンは警察官になって三ヶ月でもぎ取ったらしいッス。自分は何年も交番勤務を勤め上げて、ようやく刑事になれたのに……」
「それは異例だな。歴代の刑事で最年少かもしれん」
「御剣検事みたいッスね」
類を見ない速さで刑事へ昇進。確かに彼女は優秀な刑事だったが、それほどまでに抜きん出た能力を持っていたかと聞かれれば即答はできかねる。
彼女の意図が見えてこない。こういうときは法廷で向かいに立つ男を思い出す。ハッキリとした根拠も証拠もないのに、ハッタリに胸を張り、人差し指を突き立てるあの男を。どこまでも依頼人を信じる彼は、いつだって奇跡を起こしてきた。逆転劇という奇跡を。
そうだ、発想を「逆転」させるのだ。
「なぜ彼女がこれほど早く刑事になれたのか」ではない、「なぜ彼女はこれほど急いで刑事にならなければいけなかったのか」?
「刑事になるには上司からの推薦が必要なんッスよ。それを名字クンは警察官になって三ヶ月でもぎ取ったらしいッス。自分は何年も交番勤務を勤め上げて、ようやく刑事になれたのに……」
「それは異例だな。歴代の刑事で最年少かもしれん」
「御剣検事みたいッスね」
類を見ない速さで刑事へ昇進。確かに彼女は優秀な刑事だったが、それほどまでに抜きん出た能力を持っていたかと聞かれれば即答はできかねる。
彼女の意図が見えてこない。こういうときは法廷で向かいに立つ男を思い出す。ハッキリとした根拠も証拠もないのに、ハッタリに胸を張り、人差し指を突き立てるあの男を。どこまでも依頼人を信じる彼は、いつだって奇跡を起こしてきた。逆転劇という奇跡を。
そうだ、発想を「逆転」させるのだ。
「なぜ彼女がこれほど早く刑事になれたのか」ではない、「なぜ彼女はこれほど急いで刑事にならなければいけなかったのか」?
糸鋸刑事から聞き出せるのは、今のところこれですべてのようだ。
「糸鋸圭介の証言」を法務記録に加えた。
「糸鋸圭介の証言」
名字名前は成歩堂龍一に協力することが多々あったという。何やら恩があるらしいが……? それは彼女が二十歳にして刑事になったことにも関係するのだろうか?
名字名前は成歩堂龍一に協力することが多々あったという。何やら恩があるらしいが……? それは彼女が二十歳にして刑事になったことにも関係するのだろうか?
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