「へぇー強化聴力のサイドエフェクトか。五感のサイドエフェクトって、ちょっと親近感」
「風間さんが隊に誘ったらしいよ、Ｃ級達のとこ乗り込んで。」
「その図ウケる。下手したら年下だと思われてそう」
「ほう」
「やばっ噂をすれば風間さんじゃん」
「ぼんち揚食う？」
「頂こう」
「食べるんだ」

「やっほー、噂の菊地原くん？」
「誰？」
「名字名前、１７歳。よろしく」
「はあ……」
「うわ元気無いな君。風間さんが勧誘したって聞いたから、てっきりハキハキ体育会系かと」
「……別に僕の性格と風間さんは関係ないでしょ」
「アッごめん気にしてた！？大丈夫、身体の大きさと反比例して器の大きい人だから、風間さんは！」
「何この人……」

「どうだ、訓練の調子は」
「……なんか失礼で馴れ馴れしい女の先輩が話しかけてきたんですけど」
「名字だろうな。銃の扱いは悪くないが普段は只の阿呆だ、気にするな」
「はあ……」