宇宙旅行
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「おお……まさかこのロングコートを着る日が来ようとは」
「カッコイイだろ?」
「うーん」
「二人とも、もうすぐ転送開始ですよ」
「マップ選ぶのは嵐山隊だね〜。ほぼ全員射程持ちだから太刀川さんは楽に戦わせてもらえないと思うな〜」
「燃えるな」
「銃撃戦、大好物」
「あちゃー、似た者同士だった」
「始まるよ〜、転送開始!」
「ちょ、レーダーの反応が一人分多いんですけど?!」
「落ち着け佐鳥。東隊は定員だから太刀川隊か?」
「一人多いわね、嵐山隊はもう四人だから太刀川隊かしら?」
「誰かが途中加入したのか……?」
「絶対みんな混乱してるだろーなぁ」
「名字さん、作戦通りお願いしますよ!」
「名字了解!」
ランク戦、東隊・太刀川隊・嵐山隊の三つ巴、開始。
わたしはバッグワームを起動した。開始してから少し間を置いて起動したから、みんな太刀川隊にもう一人増えてることは認識したはず。敵に想定外の誰かがいる。これは大きなアドバンテージだ、東隊と嵐山隊は様々なパターンを想定して動かなくちゃいけなくなる。バッグワーム使ったから狙撃手、とか思ってくれると一番美味しいんだけど。
「自分のお仕事やりましょうかね。柚宇ちゃん、狙撃ポイント洗ってくれない?」
どれぐらい長く相手にとっての"誰か"でいられるかが、勝負の鍵だ。
「佐鳥めーっけ」
「っハァ?!名字さん!?」
「うん、名字さんでーす」
高台に陣取る佐鳥を見つけた。先に見つけられるなら東さんじゃなくて佐鳥だろうなと予想してたから割と想定通り。ごめん佐鳥。
「嵐山さん!名字さんが」
ハウンドを撃ち込んでベイルアウトさせた。やられながらもちゃっかり仕事はしていった。これで嵐山隊にはバレちゃったな。
「ほんとに居たよ。柚宇ちゃんマジ有能」
「えへへ〜」
作戦第二段階。バッグワームを解いてカメレオンを起動した。
「とっきー見ーつけた」
「……出水先輩」
「!おっと、やっぱりいるよな嵐山さん」
「……二宮さんまで集まってきたか」
《嵐山さん、名字さんがいるのは隠した方がいいですよね》
《そうだな。賢以外は遭遇してないだろう。東隊に漏らすメリットもない》
「二宮さん!」
「随分余裕だな、出水」
「おれたちすげー助っ人連れてきたんですよ、誰だと思います?」
「…………まさか」
《狙撃警戒!》
カメレオンを発動したわたしが場に踏み入れた瞬間、砲撃があった。この火力はアイビス。レーダー頼り撃ちだから誰も被弾こそしていないようだけど、周囲の建物が吹き飛んで場が乱れた。こっちのアクションを見ようと手っ取り早く正体を見に来たな。
視界が悪いし爆風も起こっているけど、この目には関係ない。むしろ悪手かもよ、東さん。わたしにはみんなの動きがよく見える。挨拶代わりに二宮さんの土手っ腹にハウンドを食らわせた。そして視界が晴れる。
「!?名字……」
「やほー二宮さん。ハイセンスなお腹だね」
「カッコイイだろ?」
「うーん」
「二人とも、もうすぐ転送開始ですよ」
「マップ選ぶのは嵐山隊だね〜。ほぼ全員射程持ちだから太刀川さんは楽に戦わせてもらえないと思うな〜」
「燃えるな」
「銃撃戦、大好物」
「あちゃー、似た者同士だった」
「始まるよ〜、転送開始!」
「ちょ、レーダーの反応が一人分多いんですけど?!」
「落ち着け佐鳥。東隊は定員だから太刀川隊か?」
「一人多いわね、嵐山隊はもう四人だから太刀川隊かしら?」
「誰かが途中加入したのか……?」
「絶対みんな混乱してるだろーなぁ」
「名字さん、作戦通りお願いしますよ!」
「名字了解!」
ランク戦、東隊・太刀川隊・嵐山隊の三つ巴、開始。
わたしはバッグワームを起動した。開始してから少し間を置いて起動したから、みんな太刀川隊にもう一人増えてることは認識したはず。敵に想定外の誰かがいる。これは大きなアドバンテージだ、東隊と嵐山隊は様々なパターンを想定して動かなくちゃいけなくなる。バッグワーム使ったから狙撃手、とか思ってくれると一番美味しいんだけど。
「自分のお仕事やりましょうかね。柚宇ちゃん、狙撃ポイント洗ってくれない?」
どれぐらい長く相手にとっての"誰か"でいられるかが、勝負の鍵だ。
「佐鳥めーっけ」
「っハァ?!名字さん!?」
「うん、名字さんでーす」
高台に陣取る佐鳥を見つけた。先に見つけられるなら東さんじゃなくて佐鳥だろうなと予想してたから割と想定通り。ごめん佐鳥。
「嵐山さん!名字さんが」
ハウンドを撃ち込んでベイルアウトさせた。やられながらもちゃっかり仕事はしていった。これで嵐山隊にはバレちゃったな。
「ほんとに居たよ。柚宇ちゃんマジ有能」
「えへへ〜」
作戦第二段階。バッグワームを解いてカメレオンを起動した。
「とっきー見ーつけた」
「……出水先輩」
「!おっと、やっぱりいるよな嵐山さん」
「……二宮さんまで集まってきたか」
《嵐山さん、名字さんがいるのは隠した方がいいですよね》
《そうだな。賢以外は遭遇してないだろう。東隊に漏らすメリットもない》
「二宮さん!」
「随分余裕だな、出水」
「おれたちすげー助っ人連れてきたんですよ、誰だと思います?」
「…………まさか」
《狙撃警戒!》
カメレオンを発動したわたしが場に踏み入れた瞬間、砲撃があった。この火力はアイビス。レーダー頼り撃ちだから誰も被弾こそしていないようだけど、周囲の建物が吹き飛んで場が乱れた。こっちのアクションを見ようと手っ取り早く正体を見に来たな。
視界が悪いし爆風も起こっているけど、この目には関係ない。むしろ悪手かもよ、東さん。わたしにはみんなの動きがよく見える。挨拶代わりに二宮さんの土手っ腹にハウンドを食らわせた。そして視界が晴れる。
「!?名字……」
「やほー二宮さん。ハイセンスなお腹だね」