「名字さん射手辞めたって本当ですか！？」
「せやよ」
「マジかー、おれまだ勝ち越してないのに」
「銃手の名字が相手になるぜ」
「射手として勝ちたかったんですって」
「まあ今後一切射手のトリガーセットで戦わないわけじゃないんだしさ」

「実際どんな感じなんですか？」
「んー思考の負担は軽減された感じある。出来ること出来ないことがよりはっきりしたから。でも肝心なときにイメージ通りに弾が飛ばないとムカつく」
「今通常弾(アステロイド)しかないんですよね？弾の種類増えたらもうちょい戦いやすくなるんじゃないですか？」
「それだわ。追尾弾無いの割と不便」

「てか名字さん太刀川隊入りませんか？」
「何だその軽いノリ」
「いやマジで。太刀川さんに誘ってこいって言われてるんですよ」
「はー？あいつが来いよ」
「学校の課題サボりまくってたのが忍田さんにバレて説教中です」
「大丈夫か太刀川隊長……」
「で、どうすか？」
「なんだかんだ心惹かれるよなー。銃手として自分のスタイルが確立するまでは保留で」
「お、好感触」
「太刀川さんは置いといて、出水くんが味方で戦うのは普通に楽しそうだし心強いよ」
「おっしゃ、それ嬉しい」
出水くんはかわいい。