グレー・コラージュ・ソング
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メガネくん達玉狛第2は先日のB級上位四つ巴に敗れた。メガネくんがおれを玉狛第2に誘ったのは、いくら見えていたと言っても中々驚く提案だった。
しかし、そう後輩のことばかり気にしていられない。近いうちにガロプラかロドクルーンが攻めてくるのだ。敵の目的もいまいちはっきりしない、対外秘で迎え撃つとなると自分で言うのもなんだけど、おれ の重要性は推して知るべしといったところだ。
こいつとも長い付き合いだ。三門市を守るために、ボーダーのために、最適で不可欠な能力だ。
「わかっちゃいるんだけどなー……」
頭で理解しているのとはまた別の話。健気な実力派エリートにご褒美の一つや二つあっていいと思うんだけど。
無意識に携帯を取り出した。
「おーさむさむ」
待ち合わせ五分前。ダッフルコートを着た名字が姿を見せた。余計に若く見えるな、下手したらメガネくんの方が歳上に見えるかもしれない。
待ち合わせ場所は初めて会った公園。蓮乃辺市寄りに位置している。近くで買ったコーヒーを手渡してベンチに座る。
「今日はラーメン屋じゃないんだね」
「あんまり周りに人が多いと困るから」
「ふうん?」
名字はあまり興味なさげにブラックコーヒーのカップに口をつけた。
「ちょっとこれから色々起きそうでさ。詳しくは言えないんだけど」
「うん」
「頑張る実力派エリートにご褒美を〜と思って」
「……わたしに会うのがご褒美なの?」
「そうそう」
いつもなら嘘くさいと笑う名字は、今日は黙ったままだ。寒い中わざわざ公園に呼び出したおれに怒っているのかもしれない。……いや、それはないか。それに怒るくらいなら別の場所を提案するだろう、名字はそういう奴だ。
「……それ、本気で言ってるの?」
こちらを見ずに名字は呟いた。意図が読めない、だが適当に返事をしちゃいけないのは感じ取れた。サイドエフェクトは彼女には効かない。肝心な時に。彼女のカップは、力を入れられたためかべこりとへこんでいる。
誰にも譲らないって決めた。なら、ここで尻込む必要はないんじゃないか?
「本気だよ」
おれは、名字と一緒にいたいと思ってる。
しかし、そう後輩のことばかり気にしていられない。近いうちにガロプラかロドクルーンが攻めてくるのだ。敵の目的もいまいちはっきりしない、対外秘で迎え撃つとなると自分で言うのもなんだけど、
こいつとも長い付き合いだ。三門市を守るために、ボーダーのために、最適で不可欠な能力だ。
「わかっちゃいるんだけどなー……」
頭で理解しているのとはまた別の話。健気な実力派エリートにご褒美の一つや二つあっていいと思うんだけど。
無意識に携帯を取り出した。
「おーさむさむ」
待ち合わせ五分前。ダッフルコートを着た名字が姿を見せた。余計に若く見えるな、下手したらメガネくんの方が歳上に見えるかもしれない。
待ち合わせ場所は初めて会った公園。蓮乃辺市寄りに位置している。近くで買ったコーヒーを手渡してベンチに座る。
「今日はラーメン屋じゃないんだね」
「あんまり周りに人が多いと困るから」
「ふうん?」
名字はあまり興味なさげにブラックコーヒーのカップに口をつけた。
「ちょっとこれから色々起きそうでさ。詳しくは言えないんだけど」
「うん」
「頑張る実力派エリートにご褒美を〜と思って」
「……わたしに会うのがご褒美なの?」
「そうそう」
いつもなら嘘くさいと笑う名字は、今日は黙ったままだ。寒い中わざわざ公園に呼び出したおれに怒っているのかもしれない。……いや、それはないか。それに怒るくらいなら別の場所を提案するだろう、名字はそういう奴だ。
「……それ、本気で言ってるの?」
こちらを見ずに名字は呟いた。意図が読めない、だが適当に返事をしちゃいけないのは感じ取れた。サイドエフェクトは彼女には効かない。肝心な時に。彼女のカップは、力を入れられたためかべこりとへこんでいる。
誰にも譲らないって決めた。なら、ここで尻込む必要はないんじゃないか?
「本気だよ」
おれは、名字と一緒にいたいと思ってる。