いただきます
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マグロさんから貰った?部屋で荷ほどきをして、おわったー!とふっかふかのキングだかクイーンだか知らないけど、大きなベッドに大の字で寝転がると、案内してすぐにどこかに行っていたマグロさんが戻ってきた。
「クコ、晩飯だ」
「…マグロさんのマグロ料理!?」
久しぶりに美味しいマグロ料理が食べれるのかと、ベッドから起き上がったが…違う。と切り捨てられた。
じゃあ、晩御飯なに?と入り口に立っているマグロさんに駆け寄ると、こっちだ。と誘導された。
迷いそうな廊下を通って進んでいくと…なんだか美味しそうな匂いがする!
「着いたぞぉ」
美味しそうな匂いの元の扉を開け放ったマグロさんの向こうには、豪華な料理…と、マグロさんにグラスを投げつけた上司(仮)さんがいた。
その上司(仮)さんだけでなく、玄関で見た金髪の青年と…モヒカンで筋肉質なのにふりふりエプロンな人と、赤ちゃんに…濃い顔の人が私を見ている。…思わずマグロさんの後ろに隠れた。
「まぁ!その子が例の子なのね!!」
モヒカンの人はどうやらオカマさんだったらしく、少々甲高い声を上げながら私に素早く近づいてきて…ひょいっと私を持ち上げ椅子に座らせて、食べて頂戴!と真っ白な皿に次々と料理を乗せていく。…助けて!とマグロさんを見たけど、マグロさんは既に自分の席?についていて…諦めろ。という感じの目で見返された。
「…あの、そんなに食べれません」
「あら、小食なのね。
…そうだわ、自己紹介がまだよね?」
山盛りになった皿に、さらに追加しようとしているモヒカンのオカマさんを阻止しようと声をかけると、自己紹介という展開に。…そりゃ、名前覚えた方が良いんでしょうけど、一回で覚えられるかなぁ?
「まず私はルッスーリア。
こっちからベル、マーモン、レヴィ…そしてボスよ」
オカマさんもとい、ルッスーリアさんは1人ずつ名前を教えてくれた。…金髪の青年がベルさん、赤ちゃんがマーモンちゃん、濃いのがレヴィさん…そして上司(仮)はボスさんっと。
ボス以外名前覚えられそうにない。…そもそもボスって名前じゃないと思うし。
「じゃあ、冷めないうちに頂きましょう」
ル…ッスーリアさんも席に着き、食事が始まる。…まぁ、フライングしてる人もいたけど。
いただきます。と家ではしなかったけど、小さな声で言いながら手を合わせてから、目の前山をつついて、食べる。…美味しい。
無言で山を崩していると、えっと金髪のベル?さんとマグロさんが急に言い争い始めた。…どうやら、マグロさんの取った料理をベルさんが奪ったようです。
結局、マグロさんの暴力というか鉄拳制裁で解決しました。…私はハラハラ見てたけど、他の人は全く気にしてなかったので、コレが日常なのかもしれない。