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今日は休日なのでマグロさんとご近所を巡って、何か思い出せないかと画策中です。
忘れかけていたけど、マグロさんはイケメンで高身長。ついでに髪がサラサラな銀髪でロングです。…メッチャ目立つ。
よくこんな色んな人に見られながら、スーパーとか買いものに行けてたね…あれか、慣れてます。っていうやつ?…なんて思いながら、ただのTシャツに綿パンを着ているのになんだかとってもオシャレに見えるマグロさんを見上げる。
「どうしたぁ?」
「いや、マグロさん目立ってるなって思って」
首を傾げたマグロさんに素直な感想を述べると、そうか?と首を傾げたまま答えられた。…目立ってるって気がついていない系ですか。
まぁ、本人が気にしてないならいいか。と自分を納得させる。
「あれ、スクアーロ。
なにやってんだ、こんな所で」
土手を歩いていると、ランニングをしていた青年に声をかけられた。…もちろん私ではなく、マグロさんの方である。
「お前は…山本!」
一瞬眉間に皺を寄せたマグロさんは、ハッとした表情で青年を指さした。…どうやら青年とは知り合いで、今思い出せたらしい。
「そういや、スクアーロが行方不明になったって聞いたけど、こんな所にいたのなー」
はははっ。と青年が笑いながら爆弾を落とした。…やっぱりマグロさん探してくれる人がいて、しかも捜索願がでてた。
晩御飯の作り手がいなくなるのは惜しいが…やっぱりマグロさんを元いたところに放流してあげたほうがいいよね?
「えっと、山本さん?
実はこの人…記憶喪失でして。
よろしければ、この人の知り合いの方にご連絡して、お引き取り頂けませんか?」
「え、記憶喪失?
…そりゃ大変だ!
急いでツナに知らせねぇと…。
オレ、竹寿司っていう寿司屋の山本武っていいます。
…すいませんがスクアーロのこと、よろしくお願いします!」
マグロさんの意見は一切聞かず、山本さんに事情?を話すと…大変だ!と驚いた山本さんは、ツナ?に知らせないと。とか言った後、勝手に自己紹介して走り去っていった。
…えっと、もう暫くマグロさんを私が預かっておく感じですか?
さっきから考え込んだ様子で黙ったままのマグロさんを見上げ、山本さんの言ったツナってマグロのツナ缶のこと?皆マグロ好きすぎだろ。と意味なく考えた。