いただきます
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マグロさんに連れて行かれたのは、オシャレなオープンテラスのカフェでした。
堂々と店に入っていくマグロさんに連れられて入り、席に着いた。…メニュー手にとって見てみたが、読めない。
「…珈琲とケーキでいいかぁ?」
「あ、紅茶でお願いします」
マグロさんが、フッ。と笑って私からメニューを奪い取ってそう言ってきたので、珈琲より紅茶!と素早く訂正すると、そうか。と言って店員さんを呼んだ。
「Set torta. Si beve il tè e il caffè.」
「Sì signore.」
うわぁ…何て言ったのか全然分かんない。イタリア語すげぇー。とボンヤリとマグロさんと店員さんのやりとりを見送った。
近いうちにイタリア語覚えなきゃ駄目、なんだろうなぁ。…そう思いながら手元に視線を落とした。
「…そういや聞いてなかったが、これからどうするつもだぁ?」
無駄に長い足を組み直したマグロさんが私にそう問いかけてきたが、正直なにも考えてない。
「特に考えてなかったかな。
…でも、まぁ…マグロさんに養ってもらいたいなーって、考えてたけど」
まぁ、無理だよね。と笑うと、マグロさんは眉間に皺を寄せて何か考え始めた。
マグロさんが考え込んでいる間にケーキと紅茶がやって来た。
「…マグロさん、ケーキ来たよ?」
食べないの?と問いかけると、マグロさんが真剣そうな顔で私を見つめ…口を開いた。