Parent generation.
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紆余曲折あったけど、私とシリウスは付き合うことになった。という旨をリリーとリリーの金魚のフン状態のジェームズに伝えた。
伝えると、リリーは呆れた顔でやっと?と言ってきたが…正直それはリリーに言ってあげたい。
早くリリーも諦め…じゃなくて素直になって、ジェームズとくっついてしまえば良い。
「シリウス、おめでとう!
…ってな訳でリリー、僕の彼女になってくれるよね?」
「…はぁ?なんで私が!」
一瞬言いよどんだリリーに、くっつくのも時間の問題か。とほくそ笑んだ。
「おい、クコ…あくどい顔になってるぞ?」
「あらやだ、私ったら…」
照れてますという感じを装って、両手で自分の頬を挟んで少し首を傾げて俯く。
我ながら胡散臭い感じが出て大変面白いと思う。
「あれ、クコって結構愉快な性格してたんだね」
ビックリするほどリリーにウザ絡みしていたジェームズが、唐突に私にそう言った。
あと、愉快な性格って多分褒め言葉じゃ無いと思います。
「でも、そんなクコも可愛いよな…」
「はいはい、ご馳走様。
クコ、もし何かあったらいつでも私に言ってね?
何でも相談にのるわ」
「う、うん…アリガトー」
シリウスの呟きを適当にあしらったリリーがチラチラとシリウスとジェームズを見ながら真剣な表情で私に言ってきたけど…なんか素直に喜び辛い感じで、思わずカタコトになってしまった。
まぁ、もし何かあったら…実力行使で黙らせてみせる。そう心に決めて一人頷いた。
「あ、そうだ…シリウス」
「なんだ、クコ?」
名前を呼んだだけで嬉しそうに笑うシリウスに釣られるように、私も笑顔になる。
「…これから色々あると思うけど、よろしくね!」
「あぁ!」
嬉しそうに私に抱きついてきたシリウスにそっと唇を寄せた。
…今、犬耳と尻尾が見えた気がした。