Parent generation.
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気がつけば知らない場所に居て、しかもそれが外国で過去で魔法云々で若返ってて…実は小説の世界だった吃驚体験をして、ダンブルドア校長によくしてもらって、ずいぶん魔法界に慣れきった頃、突然駄犬…じゃなくて、シリウス・ブラックとかいう我がままな男に突然絡まれはじめたとか、全く意味がわからない。
そもそも、私はシリウスと今までかかわりが殆どなく、ジェームズが愛するリリーと仲良し…というわけでもなく、ただ寮が同じなだけ…それだけのハズだ。
「お前、本当に俺と同い年か?
その身長で俺と同い年とか笑っちまうぜ!」
むしろお前より年上だ馬鹿野郎!と脳内で罵倒しつつ、絡んでくるシリウスを無視する。
こういうのは無視するのが賢明な判断…というより、純粋に面倒。
「おい、無視するなよ!」
「なんですかシリウス君。
私は君に用事なんて、これっぽっちも無いので失礼します」
それだけ言って歩きだそうとすると、シリウスは私の首に下がっている翻訳機能付きネックレスを引き千切って奪いやがった。
それが無いと非常に困る。なんせ、英語なんぞ喋れもしなければ聞き取りもできない。
「返せ駄犬!」
『I don't know what is being talked about!』
(何て言ってるのか分からねぇな!)
シリウスが何を言っているのか分からないが、馬鹿にされているのは分かった。
よし、ならば戦争だ。
どんな手を使ってでも、叩き潰す…ちがった、取り返して見せる!
「覚悟しとけよ、犬っころ!」
他の人が聞けば負け犬の遠吠えにも聞こえる一言を言い放ちながら、走り去ろうとするシリウスの背中を追いかけた。