XANXUSの居ない日々
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二人して重い足取りでレヴィの私室へ辿り着き、渋るベルの代わりにドアをノックする。
「お忙しいところ失礼します。
ベルフェゴール隊長の書類が終わりましたので…お持ちしました」
「…入れ」
レヴィの返事を聞いて、失礼します。とドアを開けてベルと入る。
机の上には書類と思われる紙が山積みだ。…そういえばスクアーロが、レヴィがボスの代わりに全部の書類仕事を請け負ってる。みたいなことを言っていた気がする。
「これがその書類になります」
「ふん。
終わったらさっさと出ていけ」
何かを書いている手を止め私から書類を乱暴に受け取り、すぐさま書くのを再開したレヴィに隣のベルがナイフを弄びながら、刺していい?と聞いてきたので、仕事が滞るからダメ。と優しくさとした。
そのやりとりが聞こえていたらしいレヴィが何やら文句を言い出したが、それを無視して言われたとおりにさっさと部屋から退出した。
「で、何して遊ぶ?」
鬼ごっこ?かくれんぼ?と部屋から出て早々にベルが急かすように私を見上げながら…目、見えないけど。言ってくる。
ベルの言う鬼ごっこも、かくれんぼも、両方武器の使用OKの命を懸けたもので可愛らしいものではない。…疲れるからしたくない。
「うーん…どうしよっか?」
「何にも考えてねーのかよ」
ベルのツッコミを聞きながら、体力を無駄に消耗しない良い案を考えはじめた。