XANXUSの居ない日々
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ベルの部屋に入ると、ベルがマーモンを抱きかかえて出迎えてくれた。…抱きかかえられているマーモンの顔は帽子で全部見えないが、不機嫌そうである。
「良くやったァ、ベル!」
スクアーロがベルからマーモンを受け取ろうとしたが、マーモンを持ったベルが逃げた。…いやいや、なんで逃げちゃった?
逃げられたことにイラッとしたスクアーロが、てめぇ!と声を上げてベルを追いかけ、ベルは笑い声をあげながら逃げはじめた。…抱えられてるマーモンはたまったもんじゃない表情である。
「ベル、マーモン隊長をこっちに」
「クコ、パス!」
「…ちょ、投げるな!!」
ベルに声をかけると、こともあろうかマーモンを投げた。…慌ててマーモンを優しく抱き留める。
「…助かったよ」
「いえ、お怪我はありませんか?」
マーモンを抱え直すと、ベルを追っかけ回してたスクアーロが私の元にやって来て数枚の書類をマーモンに突きつけた。…それをマーモンは渋々うけとっていたが、その書類はどこから出てきて、どこへ仕舞われた?
「…そんなことより、プリンはー?」
書類の行方に首を傾げていると、ベルが緩い声を上げた。…そういえば、そろそろプリンも冷えて食べ頃かも?
皆さんでオヤツにしましょうか。と提案すると、満場一致で可決した。