XANXUSの居ない日々
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ベルと別れ、隊員も利用してOKなキッチンにやって来た。
「あら、あなたは…スクアーロの補佐をしてるクコちゃんね!」
キッチンには先客…ルッスーリアがいて、焼きたてのクッキーをオーブンから出したところのようだった。
「…よくご存じですね、ルッスーリア隊長」
「あら、だってあなた有名だもの。
入隊してすぐにスクアーロの補佐になって、ベルちゃんの相手もしてるんでしょ?
…それに、前々からスクアーロやボスからあなたの話聞いてたのよ?
私の作ったお菓子を沢山食べてくれてる、ってね」
おほほ!と嬉しそうに小指を立てたまま器用に笑うルッスーリアに、そうだったんですね。と返した。…スクアーロもザンザスも、私のことなんて伝えたんだろうか。
「あの、台所使いたいんですけど…大丈夫ですか?」
「えぇ…もう終わったから好きにしていいわよ」
何を作るつもりなの?とクッキーをお皿に盛り付けながらルッスーリアが私に聞いてきたので、正直にプリン。と答えると、出来たら私にも持ってきてね!と言いながら去って行った。…上手く蒸せればいいけど。
ここにはいないルッスーリアからの謎の圧力を感じながら、冷蔵庫から卵を拝借した。