XANXUSの居ない日々
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そんなこんなで、指導をするたびに部屋に忍び込んでは手当を要求するベルとも…まぁ、仲良くやってる。
「クコってさ、結構強いのになんで幹部じゃねぇの?」
「ベル、それを私に言ってどうするの…?
…私は別に幹部になりたくて入隊した訳じゃなくて、スクアーロの手伝いをしたくて入った感じだから」
それに幹部って色々面倒じゃん。と笑いながらペシペシとベルの頭を軽く叩く。叩かれたベルは止めろと私の手を払いのけながら…幹部になったオレに言う言葉でもないじゃん。と言われてしまった。
「そんなわけで、せっかく私を見つけてくれて悪いけど…私今日非番だから相手できないよ」
「オレも行くー」
私の隣に走り寄って着いてこようとしたベルに、お仕事しましょうねー。とベルの部屋がある方向に押したが、抵抗されてちっとも動かない。…仕方ない、持ち上げよう。
よいしょー!とベルを持ち上げて強制的に部屋に送還する。…まぁ、私自身の身長は高い方ではないので、ベルの踵は床に着いたまま引きずっているけど。
「ほらほら、部下が困ってるよ」
「ちぇー」
ベルの部下が困った表情で此方の様子を伺っていたので、その人の目の前でベルを解放すると…渋々と部下から書類を受け取っていた。
「まぁ、屋敷から出ずにお菓子作ろうと思ってただけだから…出来上がったら持って行ってあげる。
…だからちゃんと仕事終わらせておきなよ」
「わかった!」
しししっ。と急にやる気を出したベルは部下を放置して走って行った。
…置いて行かれた部下は私に頭を下げてからベルを追いかけていった。ベルの部下の人も大変だなぁ。
「…さて、と。
プリン作りに行きますか」