幼少期
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「お兄ちゃん!」
「…あぁ」
数年ぶりにザンザスが空き地にやって来た。
それも、今日も来ないだろうと高をくくって木箱の上で寝ていた時にである。
起きると隣に座ってるとか、驚きを通り越してホラーだよ。
「お兄ちゃん、元気してた?ケガしてない??」
「大丈夫だ」
久々にみたザンザスは、昔とは違って高価そうな服を着ていて…良い生活を送っているようだった。
やっぱり、ココにはそう簡単には来れないのだろう。
そしてこの先、愛がどうのこうのでグレるんだよね…?
「そっか、私お兄ちゃん大好きだからケガしちゃやだよ?」
「…あぁ、そうだな」
とりあえず、好き好きラブアタックでザンザスのことを(友人として)愛してる人が1人でもいることを知っててもらおうと、今回も言っておく。
が、今回はいつもと様子が違って…返事があった。
なにこれ、怖い。思わず動きが止まる。
「オマエは俺の女だ」
ザンザスはそう言うと私の額に口付けて、何事も無かったかのように空き地から去っていた。
「え…マジかよ?」
私しかいなくなった空き地に私の声がむなしく響いた。