アルコバレーノ編
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なぜマーモンが風の事を嫌っているのかという理由を聞いてから、2対2の戦闘が再開された。
…え?なんで2対2なのかって?
そりゃ…あんな狭い室内で入り乱れて戦ってると…迂闊に撃てないっていうか、ザンザスも銃だから…それを邪魔しないようにっていうのも難しい。
まぁ本音は戦闘から逃れることによってウォッチを守るって感じだけど。
…てか、何故格闘家は脱ぐんですか?
2対2の戦闘が始まってからしばらく、この体のサイズに慣れた。とか言った風が唐突に服を脱いだ。
それに従って?ザンザスとスクアーロは匣アニマルを出して構えていて…脱いだことにはツッコミを入れていない。
それにしても鍛え抜かれた良い身体…じゃなくて、何故脱いだ?
首を傾げながら、マーモンを抱きかかえながら容赦なくザンザスが放った弾や、スクアーロの斬撃なんかを撃ち落とす。
「爆龍炎舞!」
風の必殺技が炸裂した瞬間、暴風に煽られたたらを踏んだ。
…その時、抱えていたマーモンが私の腕から飛び出した。
「プレゼントプリーズ」
そして、そう呟くと…みるみるマーモンは大人の姿になり――幻術を発動。
それにともない、頭の中にコキン。という音が響き渡り…血飛沫をあげて風が膝をついた。
「勝利を疑った者は、自爆する!」
マーモンの使用した術は、かかった者全てを縛るもので…自他問わず縛られるものらしい。
…さっき風が急にダメージを受けたのも、きっと勝利を疑ったから。
謎の流れで、マーモン対風・ザンザス対雲雀になり…マーモン達は幻術で私達の視界から消えた。
とりあえず私はスクアーロの隣に立って、ザンザスを見守ることにする。
ザンザスと雲雀がやり合うこと暫く、血反吐を吐いたマーモンと戦闘態勢の風が戻ってきた。
あちらで何があったか分からないが…マーモンが負けそうになっている。
――やられる!
そう思った瞬間、風の呪解がタイムアウトした。
その瞬間を逃すはずも無く、マーモンは雲雀を幻術の氷で足止めしてザンザスにウォッチの破壊を頼み…頼まれたザンザスが銃撃を放つ。
が、それは横からの攻撃で当たることは無かった。
「ウチの生徒に手を出すな」
跳ね馬ディーノが、突如参戦した。