未来編
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「お前が何であろうと、どんな手段を使おうと…ここでぶちのめすだけだ」
白蘭が私達から吸収した死ぬ気の炎を所持していることが分かっても、諦めることなくそう言い放ったツナ。
ビリビリと痛い空気を肌で感じる中、ツナと白蘭は戦い始めた。
途中、白蘭の龍の匣兵器や白拍手に苦戦しながら、ツナは相棒のナッツと共に必死に食いつき…死ぬ気の炎の炎圧を上げ、それに対抗するように白蘭も炎圧を上げたとき…突如、死ぬ気の炎の形状が球体に変わって…広がっていく。…そして、その炎は全く攻撃を受け付けない。
困惑している間に、遠くにいたはずのユニがツナや白蘭と同じように球体の炎に包まれて飛来した。…一体何が始まろうとしているのだろう。
分からないまま、何も出来ずに見つめていると…ユニが隠し持っていたアルコバレーノのおしゃぶりが、コロコロと足元に落ちた。…そのおしゃぶりからは、それぞれのアルコバレーノの特徴的な部分がはみ出ていた。ちょっと気持ち悪い。
…どうやらユニは、アルコバレーノ達を復活させるために時間を稼いでいたらしい。
アルコバレーノが復活すれば、この世界の秩序が戻る。
「でも、その様子じゃ…あと1時間はかかりそうだね」
ふふふ。と笑った白蘭はツナを絞め落とし、泣いても叫んでも無駄だよ。とユニに告げた。
「その通りだ。
お前を倒すのはオレの生徒――ツナだ」
一瞬白蘭を肯定するかのような声を上げたリボーンだったが、ツナが何とかしてくれる。お前は白蘭を倒さなきゃなんねーからな。と、倒れ込み動かないツナに声をかけている。
そんな場違いみたいな台詞に白蘭は、このご時世にド根性精神論かい?と大笑いしている最中、死ぬ気モードの解けた状態でツナはうめき声を上げながら起き上がった。
そして、この時代に来て思ったこと、体験したこと…それは大事な宝物なんだ。とツナは語った。
「後悔しろ!」
その強い意志を感じる言葉と同時に、ツナのボンゴレリングに死ぬ気の炎が灯り…そして、それぞれのボンゴレリングに初代達の姿が浮かび上がり、一言ずつ告げた。
最後に口を開いた、初代ボス・ボンゴレⅠ世はボンゴレリングの枷を外し、何かをツナに囁いて消えた。