未来編
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「はーい、本番いきまーす!」
フランがどこからか出したメガホンで、ゆるい合図の声をあげた。…その声を皮切りに、最終決戦の火蓋が切られた。
各々が戦闘を開始し、激しい攻防が繰り広げられている最中…突如それは訪れた。
ジジジッ。という雷のような音と、眩い光を纏って…現れたのだ。
「長髪の白蘭…?」
あれは…なんだっけ?確か最終兵器的な?と朧気な記憶を思い返しても確実なものは得られなかった。
とにかく、あれはヤバイ。と朧気な記憶と、今までの戦闘経験が私に叫んでいる。
警戒しながら注意深く観察していると、敵の前にベルが躍り出た。
「…先手必勝!」
嵐の炎を纏ったナイフが放たれ――敵をすり抜け地面に刺さった。
幻覚?と思われたが、フランと骸が実在している。と発言したため、幻覚ではないようだ。
…ならば、とレヴィが最大の技を放つが…それも敵をすり抜けた。
それを見ていた、獄寺・笹川・バジルがアニマルを使った凄まじい威力の複合技を放ったが…敵にぶつかった瞬間、激しい音を放ち…アニマル達は焦げた状態ではじかれた。…それに驚いていると、敵から謎の攻撃が四方八方に放たれた。
私はその攻撃を避けれたが…避けきれずに当たったブルーベルは干からびたような状態になり、レヴィのエイはひび割れ崩れた。
もしかしてエネルギーを取られる…?
「カスがっ!」
目の前のザンザスが舌打ちをしながら攻撃を放つが吸収され消えた。…やはり炎のエネルギーを吸い取られているようで、右手のヴァリアーリングの炎も敵の方へと吸い寄せられている。
「スタミナ全部もってかれちまう」
「リングはつけてちゃヤバいわ!
匣兵器もダメ!
…炎が効かないのよ!!」
慌てた声を上げるベルとルッスーリアを横目で見ながら、急いでリングを外す。…すでにエネルギーを持ってかれてしまっているが。
「こうなっちまったら敵も味方もねぇ…全滅だ!」
そうザクロが叫んでいる。…ザクロや桔梗の全身から炎が吸われている様子から、どうやら敵味方の区別はないようだ。