未来編
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余裕のザンザスは一度ベスターを匣に戻し、死に様を選ばせてやるから白蘭を出せ。という無茶な要求をした。
「特別に白蘭様に話をつけてやる…もちろん話す内容は――お前の死についてだ!」
提示報告だとかなんとか言っていたジルは、話に乗るフリをして攻撃を仕掛けてきた。
…が、それは私の放った弾とザンザスの放った弾ですべて掻き消えた。
「何が遅ぇんだ?」
気が付いた時にはもう遅い!と豪語していたジルに向かって、言い放ったザンザスは…静かに炎を貯め、ボックスに一気に注入する。
そして放たれたベスターは最大火力で技を放つ。
大空と嵐の属性によって石化されていく…。
それに戦慄を覚えたのか、ジルはペラペラと話し始めた。
「お前が欲しいのは、ボンゴレボスの座なんだろ!?」
「オレの力をもってすれば、お前をボンゴレのボスなれるぜ!」
「正確にはミルフィオーレ・ボンゴレ支部だがな!」
「白蘭様は寛大な方だ!!」
「ししし。どーだ、最高だろ!」
何とか攻撃を止めてもらおうという意思がプンプンする口説き文句を吐き続け、所々に腹の立つ内容が混ぜ込まれていて…こんな話乗るわけがない。
「ドカスが。
俺が欲しいのは、最強のボンゴレだけだ。
カスの下につくなど…よりヘドがでる」
フン。と鼻を鳴らしたザンザスは更に続ける。
「内部にどのような抗争があろうとも、外部のドカスによる攻撃を受けた非常時においては――ボンゴレは常に…一つ!」
ザンザスは言い終わるのと同時に、最大火力の弾を放った。