晴れ、時々 嵐!?
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職人の朝は早い。まぁ、私は職人ではないのだけれど。
「みんな、ご飯だよ~」
主に身体の大きいヌメルゴンとアーマーガアの為、少々無理して借りた庭付き、広めの風呂付き平屋の家で、手持ち6体をモンスターボールから出してやり、それぞれにポケモンフードをあげる。
ヌメルゴンは風呂場、アーマーガアとバイウールーは庭で、マホイップ、キュウコン、ライボルトは部屋でご飯だ。
食べている姿をチェックしつつ、自分も朝ご飯を食べる。そして健康チェックを兼ねて簡単にブラッシングを行い、アーマーガア以外をボールに仕舞い、アーマーガアに乗って直接ホテルへと出勤する。
いちいちタクシーを利用するのは面倒だからとフライト免許を早々に取っておいて正解だった、と思いながらホテルの裏手に降り立ち、アーマーガアをボールに仕舞って、従業員出入り口から入り、制服に着替える。
私の仕事は、お客様が暴れた際やポケモン勝負たしたいお客様の相手をするのが仕事。まぁ、ガードマンに近い仕事である。とはいえ、早々暴れる輩は居ないので、ホテル内を見回ったり、ポケモン勝負をしたりしている簡単な仕事である。
「おはよう、クコちゃん」
「おはようございます、オーナーさん」
いつものように玄関ホールで立っていると、ホテルのオーナーさんに声をかけられた。そういえば、そろそろジムチャレンジが始まる頃だな。
「急で悪いんだけど、ジムチャレンジ開会式のスタッフとして出て欲しいんだよ」
申し訳なさそうな表情で、ジムチャレンジの運営をしている知り合いから、急に欠員になったスタッフの代わりを探している、と連絡があったらしい。
ジムチャレンジ開会式の日はお客さんがエンジンスタジアムへ行ってしまうのでホテルは暇だろうし、何よりホテルへ引き抜いてくれたオーナーさんの頼みであるし、断る必要は無いだろうと頷いた。
「ありがとう。
今日の午後からエンジンスタジアムでミーティングがあるらしい、早速で悪いが向かってくれるか?」
「分かりました。急ぎ向かいます」
助かったよ、ありがとう。と言ったオーナーさんに、それでは失礼しますと一礼して、荷物を取りにスタッフルームに戻った。
スタッフとは聞いたけれど、一体どんな仕事内容だろうか?まぁ、どうせ下っ端の仕事だろうから、たいしたことはしないとは思うけども。