日常編
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獄寺隼人が学校に来ない間に山本武の自殺騒動があった。いや、私興味ないんで一切屋上とか見に行ってないんで知らないけど、大騒動だったらしい。んでもって、沢田が脱いだと。オッケー掌握。
そんなこんなで、今日も銃声と爆破音が鳴り響いています。皆爆竹とかその辺だと思ってのんきに過ごしてるけど、これ全部実弾だからねぇ??まぁ、私には一生縁が無いだろうし、私に害があるわけでも無いだろうから、問題ないんだけども。
あ、今日の家庭科実習は女子オンリーでおにぎり作る授業か…いや、なんなのこの授業?普通ならケーキとかお菓子作りさせるだろ??おぉん???中身は鮭と昆布でキマリだけどな!
そして作った?というほどじゃないブツを何故か男子どもに「くれてやる~!」という話の流れで…いや、やらねぇし!!何のために自分の好きな具を入れたと思ってんだよ!!!
盛り上がる教室を余所に、そそくさとラップで包んだおにぎりを自分の鞄に収納した。瞬間、獄寺隼人と山本君のおにぎりを奪い取った沢田君がパン一で食し、無差別におにぎりを奪い、食べ始めたのだ!!
あぶね~、もうちょいで私の分も喰われるところだったわ…。
沢田君のおにぎり騒動が一段落したお昼休み、コッソリ中庭で食べようとベンチに腰掛けて鞄からおにぎりを出した瞬間、推しが目の前に!そして、お腹を鳴らして居るではないか!!これは、このおにぎりを献上するチャンス!
「え、何?獄寺くんお腹空いてんの?」
「あぁ?お前はクラスの…」
「雨草 クコだよ!
そんなことより…これあげるから、その煩い腹の虫黙らせれば?」
私の名前を覚えてくれてないことに涙目だが、クラスメイトと認識されていたし、何より推しと会話…!ありがとうございます!!
感極まった思いをそのままに、素早く立ち上がり、手に持っていたおにぎり3つ全部を獄寺隼人に握らせ、立ち去った。
…だって、推しと至近距離で呼吸とか、恥ずかしすぎて死んじゃう!!