継承編
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
すったもんだの末、というか沢田くんに泣きつかれて継承式まででいいから力を貸すことになってしまった。合法的に獄寺隼人の力になれるのは嬉しいけれど、私の能力はサポート極振りだって沢田くんも知っているのに…なんてこった!
だがしかし、私は出来るだけ関わりたくない。これ以上私の推しの獄寺隼人に醜態を晒したくないのだから。まぁ、もう遅い気もするけれど。
そんなわけで沢田くんには悪いけれど、継承式に参加するシモンファミリーには私のことをナイショにしてもらえることになった。心底良かった。
とはいえ、名前が思い出せないシモンファミリーのチャラ男が、確か骸に酷似した変態で黒幕だったという記憶があるので、気が抜けない。なんせ、エセ骸は私と同じ霧の炎。ルリリンに憑依しているのが見られたら即バレする。ので、憑依せず直接ルリリンに沢田くん達を見守ってもらうことにした。
「ルリリン、今日も頼んだ」
可愛く返事したルリリンを見送って、沢田くんを見守るついでに、推しの獄寺隼人を見守れるこの状況に感謝した。時々ルリリンの視覚を共有して見れる獄寺隼人は今日も尊い。
しかし、ルリリン越しに見てるのに、時々推しの獄寺隼人と目が合うのは何でだろう?沢田くんなら超直感で私が見てるのに気がつくのは分かるけど。はっ、まさか愛の力!?なーんて、そんなわけないよね。とひっそり笑った。