Il primo giorno.
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そうか、カンか…。と、ツッコミを入れるに入れられない状態で、とにかく頷くしかなかった。
そんな微妙な空気を変えたのは、ベルだった。
「…って、そうだった。
オレがここに来たのは安否確認だけじゃなくて、ヴァリアー幹部揃って旅行する話をしに来たんだった」
しししっ、王子うっかりー。と笑ったベルの言葉に首を傾げる。…幹部で旅行とか、随分仲良しなんだね。
「クコが階段から落ちたのも、それが原因かもな…。
あの時、俺を見つけたクコは旅行がどうとか言いながら階段を駆け上がってきたからな」
「その時、階段から落ちたのかァ…」
それがもし本当なら…私?は、はしゃぎ過ぎて階段から落ちて記憶がポーンしたことになる。…アフォ過ぎる。
スクアーロとベルから、哀れむような視線を受けつつ…振り払うように声を上げた。
「…それで、その旅行って何処に行くことになったの?」
「あぁ、それね。
ルッスーリアが言ってたんだけど、マフィアランドに行くってさ。
あのオカマ、電話予約しなきゃー。とか言ってたぜ?」
マフィアランド…?どこかで聞いたような、そうでないような?…あー、そういえば漫画で沢田がコロネロとスカルに初対面した所だった気が。なんか、マフィアの試験?で賄賂渡すっていう話は妙に記憶にある…。
その時の沢田は日本語だったと思うから…マフィアランドは日本語?なのかな?
「マフィアランド…。
そこって、いつ行くん?」
「…さぁ?
そこまでは聞いてないなー」
いつ行くにせよ、私の記憶が戻って?からの方がいいと思う。
今この状態で行って、もしなにかあったら…って、天下のヴァリアー幹部全員揃ってる状態で、なにかあったとしても…なんとかなるだろうな、確実に。…一瞬、今私戦えない!とか思ったけど杞憂だったね。