Secondo giorno.
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ザンザスに抱えられて外に出ると、当然みんな勢揃いで…生暖かい目で見られました。辛い。
「…次はクコちゃんお待ちかねのジェットコースターね」
ここから少し離れてるみたいね。と言ったルッスーリアは、どうする、ボス?とザンザスに問いかける。…もしかして最初と同じように持ち運ばれちゃう系?
え、走らないよね?という思いを込めてザンザスを見上げたが…願いは通じず、突っ切る。と答えたザンザスによって、みんな走り出した。
流石ボス。とかベルが笑いながら言ってるけど…どこが流石なのか再三問いたい。
仕方がないので、流れる景色をそっと楽しんでいると、前回同様あっという間に到着した。
ジェットコースターは迷路やオバケ屋敷と違って込んでいて、流石に並ぶことになった。…その間ずっと抱っこされているのはアレだから、ザンザスにお願いして下ろしてもらいました。
「じゃあ、待っている間に席を決めちゃいましょ!」
ゾロゾロと列に並ぶと、ルッスーリアが毎度の如く声を上げた。…それより問題があると思うんですけど?
「それより…マーモンは身長制限で乗れないのでは?」
「あぁ、それならこうするから大丈夫さ」
私のすぐ側に立っていたマーモンから突如大量の霧が吹き出し…その霧が晴れた頃、大人なマーモンが立っていた。
正直、ジェットコースターに乗りたいが為に幻術を使うとか、能力の無駄遣いでは?と思ったけど…ドヤ顔してるマーモンが可愛かったので、良しとする。
「…それなら大丈夫そうだね」
あはは。と適当に笑って誤魔化して、席どうする?と話を戻した。
…結局今回も揉めて、あみだくじで決めることになった。
ザンザス・私・マーモン・レヴィの4人とルッスーリア・スクアーロ・ベルの3人のグループで決定した。…今回もベルの隣がスクアーロで大丈夫なのか心配だけど。
グループ内の席順でレヴィが文句を言う場面もあったけど…ザンザスの一撃で黙らせられたので、すぐにそれも終わった。…無言で撃たれるとか、可哀想。
「…あっ、スクアーロ。
そのままやと髪絡まってまうから、編み込みしてもええかな?」
あまり進まない順番に暇をもてあましていた私は、目の前にちらつく銀髪に目をつけた。
もしかしたら駄目だと言われるかもしれないと覚悟したが…あっさりOKをもらって、しゃがんだスクアーロの髪を鞄に入れていた櫛を使って梳かし、編み込みの三つ編みを作っていく。
最後に、ヘアゴムで結って完成。…わりと良い感じに出来て大満足である。