Secondo giorno.
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「次はオバケ屋敷、だったわね。
組み分けはどうしましょう?」
と迷路を出てからすぐ、ルッスーリアが言った言葉でまたもや騒動があったが…スクアーロ・ベル・マーモンの3人が1番、ルッスーリア・レヴィの2人が2番目に入って、私とザンザスが最後…ということで落ち着いた。
スクアーロとベルを一緒に組ませて大丈夫なの?と思ったけど…仮にベルとルッスーリアが組んだとしても似たようなことになりそうだし、ルッスーリアよりスクアーロの方が丈夫だからいいか。と納得した。…それより、レヴィ以外満場一致で私とザンザスが組むように言ったのは何故だろうか。いや、深くは考えまい。
迷路からオバケ屋敷はすぐそこで、今度は走ることも抱えられることもなく到着し、さっき決めたとおり、スクアーロ・ベル・マーモンが1番手で入っていった。
中から時折、スクアーロの叫び声が聞こえる気がするが…中で一体何をやってるのか、うっかり人死にがでないと良いけど。
「じゃあ、私達も入りましょう」
「ボス、行ってきます!!」
謎の宣言をしたレヴィを連れてルッスーリアがオバケ屋敷に消えていった。…そして私は、ザンザスと二人っきりになった。とても気まずい。
そんな気まずいまま時間は過ぎ、ザンザスの行くぞ。という一言で一緒にオバケ屋敷に入る。
記憶をなくす前?の私はどうだったか知らないけど、私は怖いものが凄く嫌いで…正直足が引けるというか、行きたくない。…でも、謎のプライドとかが邪魔して、平気なフリをしてしまう。
ここのオバケ屋敷は、廃墟をモチーフにしているらしく…暗闇の中1つのライトを頼りに、荒れ果てた部屋をひとつずつ巡っていくようだ。
ライトを持っている手が震えそうになるのを必死で耐えながら、正面を照らして歩く。
…絶対あそこから何か出てくる!と思ってライトを向けると案の定、無駄にリアルなゾンビが此方に手を伸ばしてきた。
アレはスタッフでゾンビじゃない。と分かっていても、ビクッ。と驚いてしまう。
「…怖いのか」
落としかけたライトを持ち直していると、上から声が降ってきた。…その声に驚いてライトが手から滑り落ちて、床を転がった。
転がったライトはそのままに、ザンザスを無言で見つめる。
ここで怖いくない!といっても明らかに嘘だとわかるし、だからといって認めるのも癪にさわるので、何も言えなかった。
しばらく無言で見つめていると、私から視線を逸らしたザンザスが足元のライトを拾って私の肩を抱いた。…これは、抱きついてもOKということですか?