Secondo giorno.
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マフィアランドに向かうべく、プライベートジェットに乗ります。
ザンザスの後について、タラップを慣れないストラップ付きヒールで登る。…この履いているパンプスも、今着ている服も、ルッスーリアが私に着せるために所持していたものだ。怖い。
そしてドキドキしながら覗いた機内は、広々とした空間に椅子が1、2、3…7つ!…うち1つはザンザス専用で別使用の豪華なもので、お金持ちはすることが違うなぁ。と思わず頷いた。
目の前のザンザスは一番豪華な椅子に座ったが…私の席は残る6つのうちどこだろう?と振り返ると、謎の原理で浮いているマーモンと目が合った…気がする。
「あぁ、クコの席は…そこだよ」
すぐさま私の聞きたいことを理解してくれたマーモンは、1つの席を指さしてくれた。…ので、ありがとう。とその席に…行けなかった。
なぜなら、ザンザスが私を抱えて自分の席に持って帰ったからである。…解せぬ。
「どう、ボス…クコの格好は?
私がコーディネートしたのよ」
「…悪くない」
オホホ。なんて笑いながらルッスーリアは満足げに私とザンザスの隣を通り抜ける。
次にやって来たスクアーロは、何やってんだァ。とでも言いたげな表情でだったが…声を上げる前に、その後ろにいたベルがスクアーロにナイフを投げつけたため、私達にツッコミを入れることは無かった。
最後に入ってきたレヴィは、私を睨付けながらもザンザスに、もう少ししたら発つそうです。と告げて席へついた。
「えっと、ザンザス…?
私、自分の席に行きたいなー。…なんて」
「…Negazione.」
「…は?」
今持っている勇気全てを絞り出して、ザンザスにお願い?してみたけども、多分イタリア語で返事された。
意味は分からないが…プィ。と私から顔を背けながら私を強めに抱きしめてきたので…確実に否定系である。
しかし、力尽くで適う相手ではないので…仕方なくザンザスのシャツに頬をくっつけた。