Il primo giorno.
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とりあえず、席順を確認してみた。
まず、入り口から見て一番奥にザンザス。左奥から、私・マーモン・ルッスーリア。右奥はスクアーロ・ベル・レヴィの順である。
そして机の上には、様々な料理が皿に山盛りになって置かれている。
…心なしかザンザス側に肉料理が多い気がする?
「さ、食べましょ!」
ジロジロ料理を見ていると、ルッスーリアの一声で食事が開始された。
どうやら、好きなものを自分の皿に盛って食べるパターンらしく…どれを食べようか悩む。
ってか、どれもこれも漢の料理!って感じで肉々しい…。
「あれ…クコ、食べねぇの?」
「え、いや…食べるけど。
どれ食べようか迷ってもて…」
「しししっ、じゃあ王子が選んでやるよ!
…これと、これとー、それからこれだな」
私の目の前の大皿に、ベルチョイスの食べ物がポンポン盛られていく。…多い。
「ちょっと、ベル…こんなに食べれんって」
「えー?」
しししっ。と悪びれず笑うベルからこれ以上増やされないように皿を死守しながら、皿に盛られた分を食べ始めると…標的を私からスクアーロに変えたベルが、スクアーロの皿から肉を盗み取って…それに気がついたスクアーロが怒って、喧嘩が始まる。
が、それに対して皆なにも言わないので…これが普通なのだと理解する。
よくこんな煩い状況で食べれるな…。と思いながら何気なくザンザスの方を見ると…一心不乱に肉を頬張っていた。
そりゃ、行儀良く食べてるっていうイメージもなかったけど…ビックリするほど、ほっぺたパンパンになるまで詰め込みながら食べてるっていうイメージもなかった。…なんだか可愛いけど。
私が見ているのに気がついたザンザスが、ん?と一瞬、首を傾げて…ザンザスが美味しそうに食べていた肉が刺さったフォークを私に向けた。
「食うか?」
…食べねぇよ!と言いたいのは山々だけど、ザンザスが独占して食べていた肉も気になる…。
数秒迷った結果、無言で口を開けてみた。
「…ん」
すると、ザンザスが腕を伸ばして私の口の中に肉を入れたので…フォークから肉引き抜いて咀嚼する。
…美味い。よく分からないが最高級の肉を使ってそうな味だ。
そんな幸せな味を楽しんでいる間にレヴィが、ボス!と叫んで、そのあとザンザスに撃たれたとかはスルーした。