流転
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どうやって保護してもらおうか。と考えていたけれど、どうやら考える必要はなかったようで…無事に保護されました。
まぁ、想像通りローに警戒されているが仕方がない。
「お、よく食べるな」
連れて行かれた酒場でコラさんにご飯を与えられていた…。
いや、お腹すいてたけど、なんでこうなった?と首を傾げながらもモリモリ食べていた。
酒場の癖にご飯が美味しいとか…最高か。
ゴクゴクと水を飲み干すと、ローにガン見されている事に気がついた。
「えっと、何?」
「…別に」
「おっと、そういえば、まだ名前聞いてなかったな!」
コラさんはそっぽを向いたローの雰囲気を察したのか、唐突な話題と立ち上がった瞬間に机に足をぶつけたという2つの驚きに動揺しつつ、そういえば名乗ってなかったことを思い出した。
名前を名乗ってない状態で酒場でご飯食べさしてもらってるとか、ヤバいな…。
「あ、すみません。
まだ名乗ってなかったですね…私、クコっていいます」
「クコちゃん、だね」
これからよろしく。とニッコリ笑ったコラさんに緊張がほぐれていく気がした。
あ、いや…緊張してなかったかもしれないけど。