パンクハザード
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さてさて、ここらで一旦状況を確認してみよう。
私クコは現在、無理矢理言いくるめたローと一緒にパンクハザードと呼ばれる極寒と灼熱という両極端な気候の島…まぁ、この寒さと暑さの原因は青雉(クザン)と赤犬(ボルサリーノ)の覚醒した能力によって、強制的に変えられてしまったことが原因である。それより前は、毒ガスが蔓延する島だったらしい。まぁ、毒ガス云々のやらかしはシーザー・クラウンのせいなんだけどね。そんな暮らしにくい島の寒い方の研究室のある建物に身を寄せている…?感じである。
ローの目的は、亡くなったコラソンの敵でもあるドフラミンゴを倒すことである。そのためにもシーザー・クラウンを手中に収める必要があるらしく、こんな所までやって来たわけである。まぁ、近日にルフィがやって来てとんでもないことになるんだけども。
「こんにちは、クコ。
こんなところで何をしているのかしら?」
今日も今日とて一人施設を徘徊という名の探検をしている私に、どこからともなく現れたモネさんが外から窓を開けて声をかけてきた。
ローも言っていたが、彼女はユキユキの実の能力者で、この雪しかないような場所では神出鬼没。ローの手術でハーピーにしてあげた事で多少の恩は売っているが、彼女の上司はドフラミンゴであり、油断なんて出来ない相手である。まぁ、私程度がどう頑張ったってどうにもならないし、気を張りすぎてもどうしようもないので、良い感じに適当に当り障りのないように適当にやっているけども。
「日課の徘徊です!」
「そう、迷子にならないように気をつけるのよ」
今回もというと若干悲しくなるけれど、年齢詐称で子供のフリをしている私は、子供らしく元気に返事しておく。子供のフリはいいけれど、ウッカリとシーザーに実験体にされないように気をつけなくてはならないし。
それはさておき、ふうん。と頷いたモネさんは、間違っても立ち入り禁止の場所には入らないようにね。と言い残して、現れたときと同じように雪の中へと消えた。
モネさんが窓を開けっ放しにして帰ったせいで、外の吹雪が廊下へと入ってきているので、素早く窓を閉めた。立ち入り禁止の場所とは、シーザーが人工悪魔の実・SMILEの製造や、誘拐した子供を巨人化(無理だけど)をさせたりしている部屋のことだろう。そんな見てしまったら後戻りできないような場所を好き好んで見るわけがない。
身体も冷えてきたし、なんだかテンションも下がったので…一旦自室に戻って、この施設の見取り図の続きでも書こうと思う。