パンクハザード
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
吹き付ける吹雪の中、ローと色違いで白いもっこもこロングコートに身を包み、ついに入手した私だけの帽子…右側頭部にハートの海賊団の髑髏マークが入ったパーカーの帽子部分、付け襟とかバラクラバって言うんだったかな?を装着して万全の寒さ対策を施された私は、何故かローに抱えられて潜水艦・ポーラタング号からパンクハザードの極寒の大地に降り立ったのだった。
しかし、パンクハザードに付いてくるのは骨が折れたものだ。なんせ、コラソンの敵云々で、俺一人でやる!と駄々をこねていたから、本当に大変だった。危ないから他の奴らと一緒にゾウへ行け!と煩かったが、何とかした。本当に大変だった。
「「キャプテーン!クコ!!
先にゾウで待ってますー!!!」」
「気をつけてねー!」
陸から去って行く潜水艦の上で手をブンブンと振るシャチやベポ達に手を振りかえす中、無慈悲なローは片手を軽くあげ、あぁ。と一言言っただけ。振り返ること無く、遠くに見える建物へと歩いて行く。もちろん私は抱き上げられているので、問答無用に海岸から離れていった。
シャチ達が船内へ消え、船はゆっくりと潜水していくのを見届けた。
「ここからが正念場だ」
なにやら深刻そうな顔で呟くローに、そんなことより早く下ろせと、私を抱き上げている腕を叩いた。凄く嫌そうな顔された。