変態に恋されてしまいました
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ふと視線を感じた気がするので、辺りを見渡してみると…草葉の陰からライスがハァハァ言いながら、カメラを構えて録画しているではないか!
「このド変態!!!」
どこからともなく現れたハリセンを思いっきり投げつけると、ライスに当たり爆発した。なお、その際カメラを死守してたのが大変腹立たしいです。
「急に何をするんだい!?」
「それはこっちのセリフだ!!」
顔に煤をつけたライスに勢いよく近づき、胸ぐらを掴み揺すりながら意味もなくペチペチとハリセンでライスの頭を叩く。
それでもなお、意味がわからないという表情をしているライスの胸ぐらを掴んだまま引き寄せて…優しく(当社比)笑顔(当社比)で教えてあげる。
「盗撮は犯罪です」
「大丈夫、他の人には絶対に見せないよ!」
「そういう問題じゃねぇわ!!」
キラキラとした笑顔でウィンクされたので、思わずハリセンで殴ってしまった。反省も後悔もしていない。
「勝手に撮るなと言っておるだろうが!
…まったく……」
はぁ。と溜息をつきつつ解放すると、どことなく残念そうな表情をしながらも、ライスはまだ首を傾げている。
「じゃあ、クコ…
勝手に撮ってもいいかい?」
名案とばかりに頷いたライスに、私は笑顔で巨大ハリセンを振り上げた―――