トリップ編
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誰だ、転倒事故を未然に防ぐ、とか思ってたヤツは!…私だ!!
ぐぬぬ…。と倒れた雪の中で忌々しく思いながら一人ボケツッコミをしながらジタバタしていると、大丈夫ですか?といつの間にやって来たジェイドがすぐ側で手を差し出していた。
この歳で紳士とか、ジェイドが末恐ろしいけども。それよりもピオニー貴様、大爆笑しやがって…!後で覚えておけよ!!
ギロリとピオニーを睨みつつ、ジェイドの手を掴んで立ち上がらせてもらった。…ジェイドはこの頃から既に紳士だったのかと感心した。
「ありがとう、ジェー」
とりあえずニッコリ笑ってお礼を告げると、同じような笑顔になったジェイドは私の手を離さず、行きましょう。と告げて歩き始める。
オイオイ、どういうことですか?11歳?って思春期じゃないんですか?
「おー、なんだか楽しそうだな!」
さっきまで大爆笑していたピオニーがノコノコ隣にやって来て…何故か私の空いてる手をガッシリ掴んだ。…つまり私は、ジェイドとピオニーに挟まれている!
そしてそのまま街へとグイグイ引かれる。
「ま、待ってよー!」
置いていかれそうになったサフィールが慌てて駆け寄ってきて、そのまま何事もなく街に到着した。