炎のゴブレット
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
…そういえば、三校合同のクリスマスパーティーをするとか言っていた気がする。ハリー云々より、こっちの方が問題かもしれない。
我が家は貧乏だから、兄のロンがくっそダサいドレスローブを着ることになってたハズ。兄がくっそダサい服を着るのは問題ないが、クラスメイト達に"お前の兄ちゃんクソだせぇ服着てたな!"って言われて、自分の品位が疑われるのは遺憾である。
がしかし、金がないので服は買えない。…ならば作るしかないな。どうせ1日しか着ないのだし、見えないところが雑だったり、ぺらっぺらでも問題ないし!
幸いここは必要の部屋。持ち出すことは出来ないけど、見ることは出来る。…そう、型紙とか、作るのに必要な生活呪文とかをな!
「ねぇ、トム。
クリスマスパーティー、どのデザインが良いと思う?」
パラパラと捲ってみていたパーティー用の通販カタログを、2人がけソファーで寝転がっているトムに渡す。
きっとトムさんの事だから、おシャンティな物をチョイスしてくれるハズだ…。
「これだね」
ソファーに座り直したトムがカタログを捲って指さしたのは、シフォン生地とレースを使ったふんわりとしていて、尚且つシンプルなすっきりとした露出控えめな…深緑の女性用のドレス。
「トムさん…言ってなかった私が悪いのかもしれないけど、私3年生だからパーティには誘われない限り出られないの」
「僕が君を誘うから、必要になるよ」
「何をとち狂ったことを…。
この学校の生徒でもないトムがパーティーに出れるわけないでしょ」
「あぁ、大丈夫。
ダンブルドアには許可をもらってるからな」
こ、校長――!!なにOK出しちゃってるんですかっ!?一応、どう見えても、闇の帝王の元分霊で元一部なんですよっ??そんな安易に許可しちゃ駄目でしょー!!!
大混乱に陥りながら、ソウナンダー。と何とか返事をした瞬間、あれ…じゃあ兄だけじゃなくて私のも必要になるんじゃね?という事実に気がつく。
「…ん?
心配しなくてもジニーのドレスは僕が用意するから、大丈夫」
何をどうやって私のドレスを調達するのか、心配はつきないが…まぁ、自分のドレス費用が浮いた事を純粋に喜ぼうと思う。
とにもかくにも、兄の服のデザインを考えなくては。
今日はここまで、日記終了!