アズカバンの囚人
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トムに宿題を教えてもらったり、ティータイムという名のお菓子を味わったりしている間に色々終わっていたようです。
つまり、気がつけば一年が終わろうとしていた。ということですね。
「トム、今回も私の家までついてくる気?」
「何か問題でもあるのかい?」
トランクに荷物をぎゅっちりと押し込み終わり、私のベットに我が物顔で座るトムの隣を陣取りながら問いかけると、逆に不思議そうに見つめ返された。
問題…。
家では学校の時よりトムはヘアピンから出て行動する時間が長かった。ので、いつ家族にバレるかとハラハラしながら休暇を過ごす羽目になったのだ。
まぁ、宿題とか手伝ってもらったりしたし…トムが居て良かったー。と思わなくもなかったけども。
「なさそうだし、着いていくからね」
フッ。とトムが笑いを残してサイドテーブルの上のヘアピンに消えていったと同時に部屋にノックの音が響き、友達が顔を覗かせた。
早く行こー?という友達に返事をしつつ、テーブルの上のヘアピンを摘まみ上げて部屋を出た。
もし、トムが部屋に居ることがバレたら…。なんて想像してみたけど、ヴォルデモートだとバレるはずは無いが…女子寮に男子がいるということで騒ぎになるかもしれない。あとついでにイケメンとかで騒がれるかもしれない。
日記には書いてなかったと思うけど、どうみえても彼はイケてるメンズ、イケメンだ。
艶のある黒髪に、深紅の瞳…。映画版では金髪か金茶のくせっ毛イケメンだったけど、こちらではサラストイケメンである。
なんでトムの容姿について詳しく書く必要があるのか分からないし、そろそろキングス・クロス駅に着く頃だから書くのはここまでにしよう。
今回の日記はここまで!