アズカバンの囚人
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
今更ながら、ピーター・ペティグリューというかスキャバーズに注意したりしなかったりしつつ過ごした。
なんせスキャバーズはロンのネズミなので、簡単には手が出せなかった。
…本当は発信器とかそういうのを付けたかったんだけど、そもそも発信器も受信機も作れないし。
そうこうしている間に、ハーマイオニーの飼ってるクルックシャンクスにスキャバーズが食べられるという事件が発生した。
そもそもクルックシャンクスはあんなマズそうなもの食べてないのだから濡れ衣なんだけど、絶対に食べられたんだ!とロンは主張し続けた。
お陰でロンとハーマイオニーの仲が悪くなってしまった。
…別に2人が険悪な仲でも問題ない。ただ、私がその被害に遭うのが解せない。
「…すべてはあのネズミのせいだ」
「突然どうした?」
テーブルに突っ伏して心の内を呟くと、めざとく聞きつけたトムさんが出現して…勝手に私の正面にイスを出して座った。
…どうやら私の話を聞くつもりらしい。
「ヴォルデモートの使いっ走りの三下がアメーガスで、代々兄のペットとして飼われていて…そいつが逃げた」
「…それで?」
いつの間に用意したのか、紅茶を飲んでいるトムを恨みがましい目で見つつ、ロンとハーマイオニーの仲が悪くなって面倒臭い。と正直に告げて、私にも紅茶頂戴。と催促もした。
「その三下を探すの?」
私に紅茶を渡しながらトムが、そして、殺す感じ?と物騒なことを軽く言ってきたので、慌てて止める。
…私はまだ犯罪者になりたくない。
「見つけても、そいつがアメーガスであることを証明しなきゃいけないし…ほっといても多分ハリーが何とかする、と思う」
じゃあ、ほっとけば?と軽く言い切ったトムはクッキーを摘まんでいる。
…その様子をみていると、不思議な事にどうでも良くなってきたので、考えることを放棄した。
あー、クッキーおいしー。
ってことで、日記終了!