Short Story
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好き、大好きなんです。
見上げるほど高い身長も、私より長いサラサラストレートの銀髪も、無駄にデカイその声ですら好きなところの一つ。
いつ好きになったのかは分からないけど…でも今好きだから、なにも問題ないのです。
その上司について幾つも任務をこなし、その後ろ姿、戦いざまを見つめてきました。
流れる髪、舞い散る血飛沫…赤く染まりながら残忍に嘲笑う姿。…その姿に見とれてたら同僚に怒鳴られたっけ。
…えへへ、嬉しいなぁ。大好きな貴方に抱きしめられてる、なんて。
あたたかくて、シアワセ…です。
「…もういい!喋るなぁ!!」
なんだか眠いです。
…服、汚しちゃってごめんなさい。
いつか、いつか必ずお返ししますから…だから、だから…もう暫くこのままでも、良いですか?
「…ぁあ!構わねぇ!!…だから!」
好きになって、本当に…よかった。
…隊長、いま、まで…ありがとう、ございました。
あい、してました。
「――逝くなぁあああぁ!!」
…彼の慟哭が聞こえた気がした。