Short Story
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今日、チョロ松君?を見かけた。
昨日は多分一松君で、その前はトド松君かな…?
小学校の時から観察を続けて早数年…学校卒業してからメッキリ見なくなる…と思ったらそんな事もなく、ほぼ毎日誰かを見かける。
…あっ、一応弁解しておくけど私は六つ子と違ってちゃんと仕事してますよ?
そんなわけで、帰宅途中に見かけたチョロ松君をナチュラルストーキング。
この様子だと、イベントでハッスルした感じだな…。
だって、チョロ松君が推してる地下アイドルのロゴ入り紙袋をニヤニヤと抱きしめてるし。
紙袋からはポスターが1本はみ出ているけど…2週間ほど前にもポスター買ってた気がするんですが。
そんな沢山のポスターを兄弟から隠しながら保存しているのか…とても気になる。
一定の距離をとりながら歩いていると、チョロ松君は家に着いて、ただいまー。と、入っていった。
ふむ、今日はここまでだな。と電信柱の陰で頷いていると、肩を叩かれた!
「うひゃぃ!」
「クコちゃん、ストーカーは立派な犯罪だよ?」
当社比20センチくらい飛び上がるほどびっくりして振り返ると、おそ松が不機嫌そうな顔で立っている。
しまった、厄介なヤツに見つかってしまった…。
「えっ、何のことか全然わかんなーい」
思わず視線を逸らしながらそう言うと、おそ松が片手で私の顔を掴んで、グキッと強制的におそ松の方に顔を向けさせる。
思ったより近いおそ松に顔が赤くなってしまうのを我慢しながら、意地でも目を合わさないように頑張る。
「あのさ、ずっと前から思ってたんだけど。
他の野郎じゃなくて、俺だけを見ててよ」
おそ松から目がそらせなくなった。