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PLEDGE

御幸「ねぇそういえばさ」

麗華『何?』

御幸「そのネックレスってあたしがあげたのでしょ?」

麗華『それをいうんだったら御幸だって俺のあげた指輪つけてるじゃん』

たしかにそうだ

御幸「これは…」

麗華『御幸だって俺に未練あるんでしょー?笑』

ニヤリと笑った

たしかにそうだけどさ…

御幸「べ、別にそんなんじゃないし!」

嗚呼…素直になれない

麗華『ふーんじゃあ俺が他の女とヤっててもいいんだ?笑』

ムカッ

御幸「別にいいし!もう付き合ってる訳じゃないんだしあたしには関係ないから」

麗華は驚いた顔をして俯いた

麗華『そうだよね、もう俺の事なんて御幸は…』

御幸「あ、ごめん…あたしそんなつもりじゃ…」

どうしてあたしは、素直になれないのだろう

変な意地ばっかり張って…

好きなら好きって言える子に成りたい

きっとそんな子のほうが可愛いんだ

あたしが男だとしてもそんな子の方が断然可愛い

麗華『御幸、俺もう御幸以外の女とは関係持ってないよ』

麗華『なんて、俺もう御幸と付き合ってる訳でもないのにね笑』

御幸「麗華…」

麗華『俺の事は信じられなくてもさ、俺が御幸を好きだって事は信じてほしい』

麗華の『好き』は本物なのだろうか

まだ信じられずに疑っている自分が嫌い

でも、信じてまた裏切られたら?

まだ少し心配

3年前に、麗華と話した夢や未来に嘘なんてひとつもなかった

永遠だって誓えたのに

嘘と裏切りさえあればこんなに容易く壊れてゆける

そう口に出すよりも脆く
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