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PLEDGE

このまま生きていても仕方ない

川に身投げでもして死んでしまおう

橋の柵に足をかけた

あと一歩で思いどうりにならない今世とおさらばして来世だ

なんだか清々しい気分

御幸「来世に向かってあいきゃんふらーッ…」

??『お前っ!危ねぇダロ!?』

あと少しの所で手を捕まえられ止められてしまった

…という事よりも懐かしい声と匂いに反応した

御幸「麗…華…?」

麗華『えっ…御幸!?』

長い金髪も、甘ったるい匂いも、話し方も声も全部何も変わっていなかった

麗華『ひ、久しぶり…てかお前なんで川に飛び込もうなんてしてたんだよ!』

心配…してくれてるのかな

でも、これ以上心配をかける訳にもいかない

御幸「…麗華には、関係ないから」

目を合わせず俯き答えた

ふと顔をあげると麗華のネックレスが光に反射して眩しかった

あぁ、これはあたしがあげたネックレス…

まだ付けてくれている事に嬉しさを覚えた

頬が緩んで少し笑みが溢れる

それが恥ずかしくて、気付かれないようまた俯いた


麗華『まだ、俺のこと怒ってる…?』

麗華の震えるような声に気付き顔をあげた

眼にはうっすらと涙が滲んでいた

御幸「麗華…」

麗華『俺ずっと御幸の事探してたんだ。まだ、御幸の事諦めきれてない』

麗華『御幸はどう?俺と、やりなおせないかな…』

麗華があたしの事を探してただなんて

麗華があたしの事を諦めきれてないだなんて

こんな感情、あたしだけだと思ってた

あたしだけが麗華の事を…

もちろん返事はOKに決まっている

御幸「麗華、あたしも…」

……でももし、また麗華が浮気したら?

不安が頭をよぎった

それこそ、あたしは誰も信じれなくなるかもしれない

だったら__
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