テゾーロ様の日常☆
…………………………………………………
まだ暗い大海原をゆくグラン・テゾーロ号。
しかし、水平線の向こうには微かな朝の気配を感じる。
眠らない街グラン・テゾーロにも、ほんの少しの間だけうたた寝をする時間がやってきた。
交通量の減った街路には清掃カメ車が多く走り回り、道路や歩道のゴミを拾い、汚れをブラシで洗い流している。
普段は客で混雑している多くの店舗も、従業員の休憩・交代はもちろん、清掃や陳列商品の整頓や補給、料理の下拵えの時間に宛てている様だ。
そして、この国の王でもあるテゾーロは……
……………………………………………
テゾーロ「……ιハァ……疲れた~☆…」フラリ
エゾホル「…テゾーロさま、お帰りなさいモキャ☆
今日はまた随分と遅かったモキャね~?」ペモペモ…
テゾーロ「…ι面倒な天竜人相手だったから…
ιあーあ…流石に今日は疲れたな~☆…天竜人の機嫌も良くなったから結果オーライだけどさ~☆?…」ダラ~…
エゾホル「おやすみ前に何か食べるモキャ?☆」
テゾーロ「うん、でも何か軽いもので良いな…じゃあちょっとシャワー浴びてくるから☆」
エゾホル「疲れてんだから、滑ってすっ転ばない様に気を付けるモキャよ~?☆」イテラ~
…………………………………………
シャワワー♪…
テゾーロ「(…は~気持ち良い…☆♪)」ワシャワシャ…☆
…今日は、ステージを降りてすぐ天竜人の元に行ったせいで、ろくにメイクも落とせていなかったのだ。
オイルを使い、くるくると優しく丁寧にマッサージすると、ようやく肌が解放された様にさっぱりとする。
身体の方も、ボディソープをしっかり泡立ててから、自分の手で塗り拡げる様にしてしっかり洗い流した。
浴室には瑞々しい花々と、新鮮な柑橘系の香りが満ちる…
途中、ふと鏡に映った己の全身が目に入った。
しっとりと濡れた一糸纏わぬ全裸の姿…
…うん、体型も全然崩れていないし、肌にもシミ1つ無くて張り艶もある。エンターテイナーはこうでなくちゃ…♪
テゾーロ「(…まだまだイケるな☆♪)」…シャー…キュッキュッ☆
………………………………………………
エゾホル「…はい、どうぞ~?
軽くで良いって言ってたから~☆…」コト☆
濡れ髪、バスローブ姿で席に着いたテゾーロの前に置かれたものは…
テゾーロ「///わぁ~、お茶漬け?☆♪」グ~♪
茶碗の中にはご飯、その上に焼鮭と海苔、細かく刻まれた葱が。端には柴漬けが添えてある。
そして、その上から急須で熱い出汁を注ぐと、ほわりと湯気が立ち上ぼり、その香りは腹の虫達を酷く歓喜させた。そういえば、ステージを降りてから、本当にろくに飲み食いもしていなかった…軽くで良いと言ったが、足りるだろうか…?
テゾーロ「いただきまーっす!☆♪」サラサラ…♪
テゾーロの着いたこの食卓はとても広く、まるで国賓達を招いた晩餐会会場の様だ。
周りの調度品も豪華で黄金の品々で統一されている。…それなのに、テーブルの上の料理はというと、シンプルな出汁茶漬けが1つ。
……落差が凄い。
まだ暗い大海原をゆくグラン・テゾーロ号。
しかし、水平線の向こうには微かな朝の気配を感じる。
眠らない街グラン・テゾーロにも、ほんの少しの間だけうたた寝をする時間がやってきた。
交通量の減った街路には清掃カメ車が多く走り回り、道路や歩道のゴミを拾い、汚れをブラシで洗い流している。
普段は客で混雑している多くの店舗も、従業員の休憩・交代はもちろん、清掃や陳列商品の整頓や補給、料理の下拵えの時間に宛てている様だ。
そして、この国の王でもあるテゾーロは……
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テゾーロ「……ιハァ……疲れた~☆…」フラリ
エゾホル「…テゾーロさま、お帰りなさいモキャ☆
今日はまた随分と遅かったモキャね~?」ペモペモ…
テゾーロ「…ι面倒な天竜人相手だったから…
ιあーあ…流石に今日は疲れたな~☆…天竜人の機嫌も良くなったから結果オーライだけどさ~☆?…」ダラ~…
エゾホル「おやすみ前に何か食べるモキャ?☆」
テゾーロ「うん、でも何か軽いもので良いな…じゃあちょっとシャワー浴びてくるから☆」
エゾホル「疲れてんだから、滑ってすっ転ばない様に気を付けるモキャよ~?☆」イテラ~
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シャワワー♪…
テゾーロ「(…は~気持ち良い…☆♪)」ワシャワシャ…☆
…今日は、ステージを降りてすぐ天竜人の元に行ったせいで、ろくにメイクも落とせていなかったのだ。
オイルを使い、くるくると優しく丁寧にマッサージすると、ようやく肌が解放された様にさっぱりとする。
身体の方も、ボディソープをしっかり泡立ててから、自分の手で塗り拡げる様にしてしっかり洗い流した。
浴室には瑞々しい花々と、新鮮な柑橘系の香りが満ちる…
途中、ふと鏡に映った己の全身が目に入った。
しっとりと濡れた一糸纏わぬ全裸の姿…
…うん、体型も全然崩れていないし、肌にもシミ1つ無くて張り艶もある。エンターテイナーはこうでなくちゃ…♪
テゾーロ「(…まだまだイケるな☆♪)」…シャー…キュッキュッ☆
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エゾホル「…はい、どうぞ~?
軽くで良いって言ってたから~☆…」コト☆
濡れ髪、バスローブ姿で席に着いたテゾーロの前に置かれたものは…
テゾーロ「///わぁ~、お茶漬け?☆♪」グ~♪
茶碗の中にはご飯、その上に焼鮭と海苔、細かく刻まれた葱が。端には柴漬けが添えてある。
そして、その上から急須で熱い出汁を注ぐと、ほわりと湯気が立ち上ぼり、その香りは腹の虫達を酷く歓喜させた。そういえば、ステージを降りてから、本当にろくに飲み食いもしていなかった…軽くで良いと言ったが、足りるだろうか…?
テゾーロ「いただきまーっす!☆♪」サラサラ…♪
テゾーロの着いたこの食卓はとても広く、まるで国賓達を招いた晩餐会会場の様だ。
周りの調度品も豪華で黄金の品々で統一されている。…それなのに、テーブルの上の料理はというと、シンプルな出汁茶漬けが1つ。
……落差が凄い。