鰐の話

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それから2〜3日も経つと、子猫は急に成長した姿を見せる様になってきた。


子猫『…ウミャウミャウミャ…!♪』ガツガツ

鰐「…おい、こいつ鳴きながら喰ってるぞ?」


ダズ「♪…餌が美味しいんでしょうね。
よく食べてくれるし良かったです。」


子猫はすっかり乳離れした様だ。
餌皿の中に全身を突っ込む様にして、夢中で餌にがっついている。
ダズは専門書を読みながら、朝早くからせっせと子猫の為に餌を手作りしていたのだ。


ダズ「では我々も朝食にしましょう。」…コト

クロコダイルの前にスープが置かれた。
ジャガイモや鶏肉等の具材が沢山入っていて、良い香りの湯気が辺りに漂う…チキンスープのようだ。


鰐「(……)」ジ
ダズ「?…どうかしましたか?」

鰐「…そいつの喰ってる餌の内容と随分似てねぇか…??」チラ

ダズ「ええ、そうですが?」
鰐「ι…あぁ゛…?」

ダズ「中の具材は殆ど一緒ですね(※猫に有害な玉ねぎは除外)…猫の餌とは具材の大きさと塩分量が違うだけです。」

鰐「猫餌と一緒の朝飯かよ…ι」
ダズ「…いや、高タンパクで低脂質なので案外健康的なのかもしれません。…さ、冷めない内に召し上がって下さい。」

子猫『ケフ…♪』チャッチャッ♪


鰐「……やれやれι」カチャ…


腹が一杯になった子猫は、満足そうに口元を舐め顔を洗っている。

そんな姿を横目にチキンスープを口に運ぶ…美味い。
野菜と鶏肉の素朴な味わいと歯応え。一口噛む毎に旨味が広がる…


鰐「…俺も鳴きながら喰った方が良いのか?♪」

ダズ「…ι??…
そうしたいんでしたら別に止めはしませんが…」オズ…

鰐「クハ♪…全く、冗談の通じねぇ奴だな。
……お代わりだ。」
ダズ「ιはい…」ス

子猫『…クァァ…。。。』ポテ


子猫は可愛い魚の形をした猫ベットに入り、大きな欠伸あくびをすると、その場でくるりと丸くなった。腹がパンパンに丸い…
やはりまだ子猫。満腹になったらあっと言う間に眠くなる様だ。


鰐「(……)喰っちゃ寝、喰っちゃ寝…か。
中々良い生活してるじゃねぇか。羨ましいぜ…お前は大きくなりそうだな……」ヤレヤレ…

ダズ「…お待たせしました。」コト…


鰐「ところで、この猫の性別はオスか?メスか?」

ダズ「オスですが」
鰐「…ふぅん」カチャ…


黙々とスープを啜り始めるクロコダイル。
興味を無くしたのか、それ以上何も聞かなくなった。


明日は鷹の目のミホークが子猫を迎えにやって来る…





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