鰐の話
……………………………………………
ダズ「…∑ιええっ?!
…あの子猫を鷹の目に…!?」∑カチャン…!
鰐「(……)…?…何を今更驚いてやがる。
そもそも俺はあの猫を飼うなんて許可を出した覚えは無ぇんだが…?」ジロ
ダズ「ιっ…」グ…
鰐「とにかく引き取りに来るのは再来週だ。
…全く…リビングも狭くて仕方無ぇ…早く連れていって欲しいもんだ。」ハァ
思わずシチューの皿に強くスプーンをぶつけてしまった…
今日の夕食は、ローリエの薫りをふわりと感じる濃厚な旨味のビーフシチュー。
寒い日は、こんな温かい料理を腹に入れるに限る。
しかも下拵えをしたら、あとはほぼ圧力鍋任せで出来上がり。まだ子猫の世話にも手間が掛かるから、この時短テクニックは大変助かると思っていたのに…
ダズ「…ι…鷹の目が…猫を欲しがったんですか?」
鰐「正確には鷹の目の娘みたいな『同居人』のお嬢さんが…だ。
可愛い縫いぐるみとかに目が無ぇんだとよ…」パクパク
ダズ「(同居人……同棲??ι)…ιあの……
生き物は縫いぐるみ代わりじゃありませんが…」ポツリ
鰐「んあ?……ι知るかよ、んな事。
…とにかくあの猫は鷹の目にやる。…おい、お代わり寄越せ。」ス
ダズ「……ιはい…」ガタ…
クロコダイルへのお代わりをよそいに席を立ったダズ…
ちらりと横目で段ボール箱を見る。今は満腹なのか、またタオルに埋もれてぐっすり寝ている様だ。
…子猫は見違える程元気になり、食欲も旺盛になってきた。ダズを親の様に慕い、擦り寄ってきてくれた…
ヴェルヴェットの様に柔らかく、滑らかに輝く毛並み。可愛らしい耳とくりくりした目、ビーズの様に小さく輝く肉球。
ぐっすりと眠る姿も、無邪気にじゃれついてくる姿もとても可愛い…
これで更に動き回れる様になったら、もっと愛らしくなってゆくだろうに。
…それをいきなり再来週に引き取りに来るだなんて。横暴だ…!…良いとこ取りじゃないか。
ダズ「…どうぞ。」コト
シチューのお代わりを持ってきたダズ。
拗ねたのかどことなく態度が横柄になり、表情は暗くなってしまった様な…
鰐「(……)…ああ、一応言っておくがな。
その嬢ちゃんは、あの今住んでる城の中を大改造してるそうだ。
…何でも、子猫を迎え入れるなら『猫にとって一番良い環境』にしてやりてぇんだとよ。…よくやるもんだ…」
ダズ「…ι」ピク
鷹の目達の住む城は、とても広々としているが、ダズから見てもかなり古くて、蜘蛛の巣や埃も凄そうな城だった。
その中を大掃除して、猫にとって住み良い環境にするとは大層骨の折れる事だろう…
そこまでして、子猫を迎え入れたいとは。
ダズの心は、少しづつ解れてゆく…
ダズ「…∑ιええっ?!
…あの子猫を鷹の目に…!?」∑カチャン…!
鰐「(……)…?…何を今更驚いてやがる。
そもそも俺はあの猫を飼うなんて許可を出した覚えは無ぇんだが…?」ジロ
ダズ「ιっ…」グ…
鰐「とにかく引き取りに来るのは再来週だ。
…全く…リビングも狭くて仕方無ぇ…早く連れていって欲しいもんだ。」ハァ
思わずシチューの皿に強くスプーンをぶつけてしまった…
今日の夕食は、ローリエの薫りをふわりと感じる濃厚な旨味のビーフシチュー。
寒い日は、こんな温かい料理を腹に入れるに限る。
しかも下拵えをしたら、あとはほぼ圧力鍋任せで出来上がり。まだ子猫の世話にも手間が掛かるから、この時短テクニックは大変助かると思っていたのに…
ダズ「…ι…鷹の目が…猫を欲しがったんですか?」
鰐「正確には鷹の目の娘みたいな『同居人』のお嬢さんが…だ。
可愛い縫いぐるみとかに目が無ぇんだとよ…」パクパク
ダズ「(同居人……同棲??ι)…ιあの……
生き物は縫いぐるみ代わりじゃありませんが…」ポツリ
鰐「んあ?……ι知るかよ、んな事。
…とにかくあの猫は鷹の目にやる。…おい、お代わり寄越せ。」ス
ダズ「……ιはい…」ガタ…
クロコダイルへのお代わりをよそいに席を立ったダズ…
ちらりと横目で段ボール箱を見る。今は満腹なのか、またタオルに埋もれてぐっすり寝ている様だ。
…子猫は見違える程元気になり、食欲も旺盛になってきた。ダズを親の様に慕い、擦り寄ってきてくれた…
ヴェルヴェットの様に柔らかく、滑らかに輝く毛並み。可愛らしい耳とくりくりした目、ビーズの様に小さく輝く肉球。
ぐっすりと眠る姿も、無邪気にじゃれついてくる姿もとても可愛い…
これで更に動き回れる様になったら、もっと愛らしくなってゆくだろうに。
…それをいきなり再来週に引き取りに来るだなんて。横暴だ…!…良いとこ取りじゃないか。
ダズ「…どうぞ。」コト
シチューのお代わりを持ってきたダズ。
拗ねたのかどことなく態度が横柄になり、表情は暗くなってしまった様な…
鰐「(……)…ああ、一応言っておくがな。
その嬢ちゃんは、あの今住んでる城の中を大改造してるそうだ。
…何でも、子猫を迎え入れるなら『猫にとって一番良い環境』にしてやりてぇんだとよ。…よくやるもんだ…」
ダズ「…ι」ピク
鷹の目達の住む城は、とても広々としているが、ダズから見てもかなり古くて、蜘蛛の巣や埃も凄そうな城だった。
その中を大掃除して、猫にとって住み良い環境にするとは大層骨の折れる事だろう…
そこまでして、子猫を迎え入れたいとは。
ダズの心は、少しづつ解れてゆく…