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テゾーロ「お料理どうだった？スモーカー♪
気に入ってくれたのなら嬉しいんだけど…☆」

スモーカー「(……)ああ、旨かったな。」ｹﾞﾌ
テゾ「///良かった～☆♪」ﾊﾟｧｧ…♪


…一応腹は膨れたのでそう言っておいた。まぁ不味くはなかった。
しかし『なんとかかんとかのソース添え』だとか『なんとかの希少な部位のなんとかポワレ』だとか…
味が複雑過ぎだし、出てくる料理の量がいちいち少なくてとにかく面倒だった。
焼いた肉なんて、適当に塩コショウで味付けして、全部大皿でボンと出しちゃダメなのか…？

自分にとって、適当な料理でも腹が膨れればそれで良い(旨ければ更に言う事無しだが)。そこまで高級な食材や複雑な味付けには興味無い。
…なんて迂闊（うかつ）に言ったらテゾーロが悲しむだろうし、何より料理を作ってくれたコックの馘（くび）が飛びそうだ。余計な事は言わないでおいた方が無難か…



テゾ「…ιうーん…でも正直なコト言っちゃうと、コース料理って堅苦しいよね？☆
…ι熱々を食べて欲しいのは分かるけど、面倒だから作ったお料理ぜーんぶ一度にテーブルに並べちゃえば良いんじゃない？…って思う時があるよ～☆」ﾊﾊﾊ♪

スモ「(…！)…それなら、今度俺の行き付けの飯屋にでも行ってみるか？…大衆食堂だが、安いし量は多いしで何より旨いぞ？」
テゾ「Σえっ？♪本当に…！？♪
行きたい行きたいっ！嬉しい！☆///」ﾜｰｲ♪

スモ「(…ふぅん♪)」


本当に喜んでいる…
なんだ…どうやら飯の好みも合いそうだな。

…それにしても『デザート』は別腹だろうか？

ルッチの邪魔のせいで、とびきりの『デザート』がまだお預け状態なのだが…



テゾ「…ιああ、外もすっかり明るいね～
お部屋も用意するからちょっと休んでいって？☆」
スモ「ﾌｧｧ…やれやれ…夜食どころか朝飯になっちまったな。…そうさせて貰うか…」ｽﾙﾘ

テゾ「…！…///ιスモーカー…？☆」
スモ「(……)…お前も少し眠った方が良い…」

テゾ「…///寝かせてくれる気あるの？☆」
スモ「さっきの『リベンジ』が済んだらな…♪」
テゾ「ふふふっ…♪☆///」ｷﾞｭ…


嬉しそうに寄り添ってくるテゾーロ。
甘くて旨そうな白いうなじ…邪魔の入らない今度こそ…♪…その時。


ぷるぷるぷるぷる…♪

テゾ・スモ「「…！」」ﾋﾟｸ


テゾーロの持っているプライベート用電伝虫が鳴った。…この電伝虫のナンバーを知っている者は、スモーカーを含めてごく少数の筈なのだが…

スモ「…ι一応出てみろ……」
テゾ「ιう…うん…☆」

ｶﾞﾁｬ…☆
テゾ「…ιもしもし？☆」

ｽ…
ルッチ『…テゾーロ様、私です。
…少しお話のお時間を頂きたいのですが、宜しいでしょうか？…』

テゾ「…！…何の用かな？☆」

電伝虫の顔はルッチの表情に変わった。
『末端』からのスタートと宣言されたのに、諦めの悪い…


ルッチ『…先程まで「五老星」との話し合いが行われておりました。
…それは「いつも莫大な天上金を納めてくれるギルド・テゾーロ国王について」です。
…テゾーロ国王は、世界政府にとっても非常に大切な存在…！だからこそ、その御身はこの私ロブ・ルッチが「常に」目を光らせ、あらゆる驚異や魔の手からしっかり守るべき！…との決定が下りました。』ﾄﾞﾝ


テゾ「Σιえっ…？？☆」
スモ「…ιはァ？」

ルッチ『…お喜び下さい…！♪
貴方様には、これから諜報機関最高位であるロブ・ルッチの手厚い警護が付く事になったのです。…ちなみに、これは世界政府の意向ですので…！』ﾄﾞﾔｧ

スモ「(……)…ιやりやがったな…！」
テゾ「Σιちょっと？ルッチ君！そんなの初めて聞いたんだけど！☆」

ルッチ『そうでしょうね。ほんの数分前に決まった事ですから。』ｼﾚｯ

スモ「…ι#そこまでやるのかよ…！」

ルッチ『…という訳で、スモーカー中将…
貴様の役ももう終わりだ。警護の任は解かれた。さっさと田舎基地に帰ると良い…♪』ﾌﾌﾝ
スモ「#ああ？…テメェ…！」ｲﾗｧ


テゾ「Σι別に帰らなくても良いからね？スモーカー！☆…もう！ルッチ君！勝手に決めないでよ！☆」

ルッチ『いえいえ、これは五老星の意向ですが？』ｽﾝ
スモ「ι#先ず話を持ち込んだのはテメェだろッ！」
テゾ「ι何で私たちの邪魔するのっ！？
いくらルッチ君が護衛に付くって言われても、私はスモーカーが良いんだもん！☆」
ルッチ『我が儘を言われては困りますなぁ～？』ﾊﾊｧ♪


テゾ「(…#ﾌﾞﾁ)…Σ#もうヤダ！ルッチのばかっ！キライッ！☆」ｷｰ!
ルッチ『ιⅢ！？そ、そんなに言わなくても…
それに、これは決定事項だから……』
テゾ「#ヤダ！！そんなの知らないもん！
ばかぁ！……ιﾋｸﾞｯ…Σιわぁ～ん！☆」ﾋﾞｪｪι
ルッチ『ΣιⅢ泣かないでくれテゾーロ…！』ｱﾜﾜ


スモ「……ιﾊｧｧｧ…」ｹﾞﾝﾅﾘι

これは……
…甘い甘いデザートは当分の間お預けか……ι





こうして主な三角関係の出来上がり☆