黄金と豹


ジ~…
テゾーロ「ふわふわだ…かわいいな~☆♪…」ニコニコ♡
ルッチ「…ι///…」グ…ι

自分が諜報員になってから、今まで数多くの戦闘や修羅場を潜ってきた。
敵陣に潜り込む為、敢えて捕らえられたフリをして、拷問を受ける事もあった。激しい暴行、屈辱的な淫行…百戦錬磨のルッチにとっては全てがヌルいお遊びの様なもの。

…だが、こんな拷問は経験した事がなかった。
好きな相手に、豹になった己の睾丸を至近距離でただじっくりと見詰められるだけなんて…!
…ι何て恥ずかしいッ…!///
こんな感覚は初めてだ……もしこれが人間の姿であったなら、俺はもう正気ではいられない…ι…


テゾ「……ん~…これ触っちゃダメ?☆♪」チラ
ルッチ「Σιどうかそれだけは!…ι///もう…理性を……失ってしまいますッ…!…」フルフルι

テゾ「(……)…うーん、それはちょっと困るなぁ…☆……さーて、それじゃあそろそろ元に戻っても良いよ☆」ス
ルッチ「……ιホ…///」

…ι助かった…ようやく気が済んだのだろうか…


モソ…
ルッチ「…ι?…あの…離れないのですか…?…」

テゾーロは豹の姿のルッチの上に寝そべったままだ。相変わらず顔は股間に近い…


テゾ「♪…『このまま』戻りなさい…☆」ニコ♡

ルッチ「Σιそんなッッ…!?」ハァ…ι///
テゾ「…だけど、貴方の方から私に触れる事は絶体許さないからね…?☆」ビシ


ルッチ「ι///~……ιあ…!…」
テゾ「…さぁ、早く戻りなさい…?☆♪」ジ

ゴクリ…ι
ルッチ「(……ι///テゾーロ…ッ…♡…)」ググ…


意を決してゆっくりと変身を解いてゆくルッチ。だがやはり……

…ジィ
テゾ「(…♪)……おやおや…はしたないなぁ…♪
…随分と『しつけ』がなってないね?ルッチ君…☆♪」ニヤニヤ…♪

ルッチ「ι///…申し訳……ありませんッ…!…」ヒク…ι///


テゾーロの眼前に、堪えきれなかった欲望をそびえ立たせてしまった…それは高鳴る鼓動とリンクして、ドクドクと蠢いている…テゾーロは別に狼狽うろたえる事なく、それを愉快そうに微笑みながら見詰めていて。

ι///無理だ…耐えられない…!

…己は裸、そして愛するテゾーロに至近距離で股間を見詰められるなんて…なのに『その次』へは進めない。テゾーロに触れる事すらも許されない。気が狂いそうな拷問だ…

…ι触れたい…
テゾーロの頬に、その柔らかそうな肌に唇に触れたいっ…!…


テゾ「(……)……ιルッチ君はそんなに私の恋人になりたいの…?☆」

ルッチ「…!…ι///はいっ…!」ヒク…

テゾ「どうしても…?☆」
ルッチ「Σιはいッ…!///」


テゾ「(……)………ハァ…
ιうーん…しょうがないなぁ……じゃあ良いよ…?☆」

!…今…今何と…!?

ルッチ「Σι///!??…本当ですかッ…?本当に俺と付き合って…!…」バ!!
テゾ「勝手に動いちゃダメ~☆…」

やった…!これで遂にテゾーロと愛し合える…!


テゾ「(……)…あ…ルッチ君、勘違いしないで欲しいんだけど、今私には『恋人』というカテゴリーの人達は百人位居るんだよ?…貴方はその末端に加わったばかりなんだよね☆…」

ルッチ「ΣιⅢ百……!…」Σゴーン…!
テゾ「貴方はまだまだ私の中じゃあ最下位レベルのコだから、これから一生懸命頑張ってね~?☆♪」


…ιいや…大丈夫だ…!
それなら他の百人を全て蹴散らしてゆけば良いだけだ…!…
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